『どうする家康』松山ケンイチ、本多正信の気持ちにリンクし「全く寝られませんでした」

『どうする家康』松山ケンイチ、正信を語る

 毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『どうする家康』に本多正信役で出演している松山ケンイチよりコメントが寄せられた。

 本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 第9回では、本多正信が家康を裏切る場面が描かれた。松山はそんな正信の思いを、「自分に正直になったということかと思います」と分析。家康と対峙する場面については、「正信もきっと寝られなかったんじゃないかと思うんです。そんな正信とリンクしたのかもしれませんが、その収録の前日、僕自身も全く寝られませんでした。20年近く俳優をやっている中で初めての経験でしたが、何かがあるのでしょうね」と初の経験であったことを明かした。

松山ケンイチ(本多正信役)コメント全文

第9回では正信が家康を裏切る場面が描かれましたが、「戦で何を守りたいのか」ということに関して、自分に正直になったということかと思います。その結果裏切りにつながったのですが、そこに対して「悪い」という感情は一切ないんですよね。
ただ、自分から大勢に対して挑んでいる訳なので、家康と対峙する場面については、正信もきっと寝られなかったんじゃないかと思うんです。そんな正信とリンクしたのかもしれませんが、その収録の前日、僕自身も全く寝られませんでした。20年近く俳優をやっている中で初めての経験でしたが、何かがあるのでしょうね。

今作の正信は、ずっとつながれてきた「武士」という概念から少しはみ出てしまっているところがあり、武士の身分でありながらも、“今”の武士というものに対して思うところがある。だから徳川家臣団とも少し距離があるというか、違う目線で武士そのものを見ているようなキャラクターだと思います。そこに嫌われる要素や自由さがありますし、演技としても遊ぶことができるような立ち位置なので、そういう部分でも楽にやらせていただいています。正信は第9回でいったん抜けますが、最後までぜひ見届けていただきたいなと思います。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

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