濱田岳、上白石姉妹との共演を語る 大活躍の2023年は「徒然なるままに過ごしたい」
上白石萌音に感じた「主演然としたカッコよさ」
――『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)で、お姉さんの上白石萌音さんとご共演されていましたが、姉妹で似ているなと感じる部分はありますか?
濱田:そこもあっての、ご両親へのリスペクトかもしれないですね。『カムカムエヴリバディ』で、萌音ちゃんは歴代のヒロインの中でも、すごく残酷な運命を辿ったヒロインだったと思うんです。戦争があって家族が立て続けに亡くなって、とても長い時間苦しむ女性の役だったので。あれを乗り切ることができたのは、やはり萌音ちゃんの人柄もあったんじゃないかなと思います。傍で見ていて、あの小さな体にどれだけパワーがあるんだろうと思うような、主演然としたカッコよさを感じました。きっと家族でも似て非なるものでしょうから、あんまり一緒にはできないですけど、萌歌ちゃんも本当に素敵な俳優さんですし、少女の要素もあり大人の要素もある、そんな今の萌歌ちゃんに直央を演じてもらえたのは、とてもラッキーな瞬間に立ち会えたんじゃないかなって思いますね。
――直央というキャラクターにも、伸び伸びと育てられたがゆえの優しさを感じます。
濱田:でも、ただのアホじゃないという。その部分を出すのは、やっぱり俳優さんがもつインテリジェンスだと思うので、それは上白石萌歌さんという俳優さんのお力だと思いますね。
――年明けから『警視庁アウトサイダー』と『探偵ロマンス』、映画『湯道』も公開されてすごくお忙しくお仕事をされているように思いますが、今年はどんな1年にしていきたいですか?
濱田:抱負というものを作ったことのない人生なので、今年も徒然なるままに過ごしていきたいなと思います。子供の頃からこのお仕事をやっていても、蓮見光輔という今までやったことのないキャラクターをいただけたり、毎回どんなお仕事も新鮮で楽しいので、いつも通り過ごせたらそれが一番幸せかなと思います。ゲッターズ飯田さんには、今年からやっと本気を出すと言われましたけど(笑)。
――まるで今まで本気じゃなかったような(笑)。
濱田:そうなんです、いろんな方面に角が立つからやめてほしかったです(笑)。だからこれから本気を出すのかな? わかりませんが、この調子でいろんな役柄と向き合えたら幸せかなと思っています。
■放送情報
『警視庁アウトサイダー』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌、斎藤工、片岡愛之助ほか
原作:加藤実秋
脚本:髙橋泉
音楽:末廣健一郎
演出:木村ひさしほか
ゼネラルプロデューサー:服部宣之
プロデューサー:藤崎絵三、長谷川晴彦、山形亮介
制作協力:KADOKAWA
制作:テレビ朝日
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