デヴィッド・クローネンバーグ監督『ビデオドローム』4Kディレクターズカット版で6月公開
デヴィッド・クローネンバーグ監督作『ビデオドローム』の4Kディレクターズカット版が6月16日より全国順次ロードショーされることが決定した。
クローネンバーグは、1975年に『シーバース』で劇場用長編デビューを飾ってから、『ザ・フライ』『戰慄の絆』『裸のランチ』などの作品を監督。2022年には、8年ぶりの長編映画である『Crimes of the Future(原題)』がカンヌ国際映画祭で発表された。さらに、『戦慄の絆』がレイチェル・ワイズ主演でPrime Videoのドラマシリーズとしてリメイクされている。
そんなクローネンバーグ監督が代表作『スキャナーズ』に続けて創造したのが、2023年、全米公開から40周年記念となる『ビデオドローム』。その記念すべき年に、不朽の名作や隠れた名作を東京テアトルのセレクションで贈るスペシャルプログラム「テアトル・クラシックス」の第3弾として、『ビデオドローム』が89分のディレクターズカット、そして初の4Kデジタルリストアでスクリーンに蘇る。
見た者の脳に腫瘍を生じさせる“ビデオドローム”に支配されていく主人公マックスを演じるのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『サルバドル/遥かなる日々』などで知られる俳優ジェームズ・ウッズ。“ビデオドローム”に興味を抱くラジオパーソナリティのニッキー役を、ロックバンド、ブロンディのボーカル、デボラ・ハリーが演じた。まるで生き物のように脈打つブラウン管テレビや、機械と艶かしく混じり合う肉体といった、本作の一番の見どころともいえる特殊メイクは、『スター・ウォーズ』や『狼男アメリカン』、マイケル・ジャクソンの『スリラー』なども手がけたリック・ベイカーが担当した。
■公開情報
『テアトル・クラシックス ACT.3 ビデオドローム 4K ディレクターズカット版』
6月16日(金)より全国順次ロードショー
監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
製作総指揮:ビクター・ソルニッキ、ピエール・デヴィッド
製作:クロード・エロー
特殊メイク:リック・ベイカー
音楽:ハワード・ショア
出演:ジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリー、ソーニャ・スミッツ、ピーター・ドゥヴォルスキー
配給:東京テアトル
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