松本潤は“気弱なプリンス”としてどう成長? 『どうする家康』演出&制作統括が込めた思い

 『どうする家康』第1回では、スケールの大きい合戦シーンも描かれる。合戦シーンをはじめ、本作では最先端の映像技術が使用されているようだ。

「技術的なイノベーションを取り入れている大河ドラマになっています。海外ドラマ『マンダロリアン』でも話題を呼んだインカメラVFXも使用して、リアルな戦国時代を現代に描き出そうと四苦八苦しながらトライしています。徳川家康は戦国時代の武将の中でも特に長生きした人物のひとりです。彼を描いていくということは、戦国のすべてを切り取っていくということ。各領地の風土の違いをビジュアルで表現していく上でも、これまでにない手法を使っていかないといけない。誰が観ても面白いと思っていただける画作りを心がけています」(加藤)

 作品ロゴ、およびタイトルバックでは、太陽のイメージが印象的に使用されている。これは世の中を照らしていく家康の人物像が表されているという。演じる松本も、数多くの作品で“陽”を照らしてきた人物。松本が作る新たな徳川家康像がこれから始まる。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
※初回15分拡大版
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

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