『silent』真子と“リア友”になりたいの声も多数 藤間爽子の余韻に浸りたくなる演技

 親友っていいものだ。一緒にいるのが当たり前になって忘れかけてしまうけど、何気ない日常に光を灯し、心を癒してくれる。バカやって笑って、時には寄り添い、時には一緒に涙を流してくれる。たとえ疎遠になったって、会えばまたすぐに元通りになる。家族でもない、恋人でもない、ただの友達という感覚でもない。大切な存在。そんな親友っていいものだ。

 12月22日に最終回を迎えたドラマ『silent』(フジテレビ系)の青羽紬(川口春奈)と彼女の学生時代からの親友・横井真子(藤間爽子)の関係性を見ていると、そんなことを思った。

 特に紬にとって真子は必要不可欠な存在だった。紬が佐倉想(目黒蓮)の秘密を明かしたとき、まず真子は何より紬の心のケアを大切にした。戸川湊斗(鈴鹿央士)と紬の関係に変化があったときもそうだ。真子は、湊斗にコンタクトをとり、いかに“恋愛中の紬”がかわいいのかをプレゼンした。そうやって『silent』は、紬と想だけでなく、登場人物それぞれに魅力があったから、みんなを好きになっていったし、みんなに“幸せになってほしい”と感じる物語だった。

 ちなみに、川口春奈と藤間爽子自身も同じ学校に通っていた同級生だったという。紬と真子を演じる2人が“リア友”だったという偶然もなんかいい。

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