『invert 城塚翡翠 倒叙集』妖艶キャラで心に寄り添う清原果耶 真に関する情報も明らかに
蒼汰はどうやら、学校でいじめを受けているようだ。身体に古傷があるということは、かなり長期的に暴力を振るわれているのだろう。そんなことをしてくる相手が絶対的に悪い。それなのに、蒼汰は「僕はダメな人間なので、人に受け入れてもらえるようなことができないんです」と自分を卑下してしまう。それが、どうにも苦しかった。
大人になると、学校が世界のすべてではないことを知る。いろいろな世界を知ると、あの頃の自分の悩みってちっぽけだったなぁと思える日が来る。だけど、学生時代はそんなふうに思えない。狭い檻のなかがすべてで、そこでうまくやっていけないと、世界中から嫌われているような気持ちになる。
でも、生きてさえいれば、いつか“よかった”と思える日がくるから。翡翠が言うように、蒼汰には生きていてほしい。そして、“この人だけは信じても後悔しない”と思える仲間を見つけてほしい。翡翠にとっての、真(小芝風花)のように。
第3話では、真に関する情報もちょっぴり明かされた。彼女はどうやら、かつて探偵をやっており、殺人事件を解決したことがあるとか(これも、翡翠のついた嘘なのかもしれないが)。体格のいい男性をひとりで捕まえたり、死体を発見しても平然としているあたり、確実にただ者ではなさそうだ。そんな彼女が、翡翠に仕えている理由も気になるところ。
まだまだ解明していない謎がたっぷり残っている『城塚翡翠』シリーズ。最後まで、しっかり見届けていきたいと思う。
■放送情報
『invert 城塚翡翠 倒叙集』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~放送
出演:清原果耶、小芝風花、田中道子、須賀健太、及川光博
原作:相沢沙呼『invert 城塚翡翠倒叙集』『invert II 覗き窓の死角』(講談社)
脚本:佐藤友治
脚本協力:相沢沙呼
演出:南雲聖一、菅原伸太郎、伊藤彰記
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
統轄プロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:古林茉莉、柳内久仁子(AX-ON)
協力プロデューサー:藤村直人
音楽:Justin Frieden
主題歌:「妖」福山雅治(アミューズ/ユニバーサルJ)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
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