『どうする家康』明智光秀役は酒向芳 「明智がやる気満々では、どうかなと……(笑)」

 2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』に酒向芳が出演することが発表された。

酒向芳

 NHK大河ドラマ第63作目となる本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 酒向が演じるのは、織田信長(岡田准一)の家臣・明智光秀。足利義昭に仕えるが、将軍の地位が危うくなると、自らを高く評価する信長の配下に入る。笑顔の中にも、常に鋭いまなざしがあり、家康や秀吉(ムロツヨシ)のささいな仕草も見逃さない。信長には媚びへ つらうが、その本心はどこにあるのか? 物語のキーマンとなる。

 酒向の大河ドラマへの出演は、『龍馬伝』(2010年)、『軍師官兵衛』(2014年)、『青天を衝け』(2021年) に続いて4作目となる。

酒向芳(明智光秀役)コメント

演じる人物の印象と意気込み

60代も半ばに差し掛かる者にとって、「意気込みとは?」と問われれば、「ない」というのが正直な気持ちです。(人それぞれでしょうが)
明智がやる気満々では、どうかなと……(笑)
奥の奥の奥に秘めた思いは、決して人には語らぬものでしょう。
明智はそう言っているようです。

大河ドラマの思い出

2010の『龍馬伝』は自分がテレビに関わり始めた頃かと、記憶しています。
右も左も分からず、何もしないでいれば、あっ、と言う間に呑み込まれてしまう撮影現場でした。
そんな中で「お前は今、このシーンで何がしたいんだ、どうしたいんだ。何かを思い付いたのなら、それをやらないでいられるのか。ただ時が、時間が過ぎてしまっていいのか。そして、何もしなかった自分を受け入れられるのか……」
そんなことを考えていたような気がします。
現場とは、自分を突き放し、一人にさせて、「さあ、どうする?」と、優しく見守る「力」があるのでは ないか、と。そんなことを思います。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、2023年1月8日(月)スタート 毎週日曜20:00〜放送
※初回15分拡大版
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

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