萩原利久、“値段以上のものを見せる”役者としての責任 『救命病棟24時』で感じたやりがい

13年ぶりの新シリーズが放送されているフジテレビ系月9ドラマ『救命病棟24時』。初回視聴率も好スタートを切った今シリーズでは、「働き方改革」や「世代間の違い」をテーマに、江口洋介演じる進藤一生と松嶋菜々子演じる小島楓がさまざまなタイプの若手医師たちとぶつかり、救命医として大切なことを伝えていく。10月26日放送の第3話で描かれるのは、萩原利久演じる天野智也が医師としての“責任”と向き合い成長する姿だ。今回の役への向き合い方や医師役を演じることの難しさとやりがいについて、じっくり語ってもらった。
『救命病棟24時』シリーズと主演2人への思い

――萩原さんは『救命病棟24時』の第1シリーズが始まった1999年生まれで、いわばこのドラマと“同い年”に当たるとのことです。今回出演のオファーを受けたときはどのように感じましたか?
萩原利久(以下、萩原):これほど長く続いているシリーズ自体が珍しいと思うので、その作品に出演させていただけることはとても光栄です。そして、今回の新シリーズが発表されたときのSNSなどでの反響を見て、当然ながら長く続いているだけでなく広く支持され続けているドラマであり、リアルタイムで観てこられた方々がすごい熱量で応援している作品なんだなということをあらためて実感しています。
――ご自身の周りの反響はいかがでしょうか?
萩原:両親の世代が観てきたドラマでもありますし、あとは学校の先生から連絡がきたりもしました(笑)。そういう意味でも、いつもの自分の出演作とはちょっと違うタイプの反響なのかなとは感じています。
――ファンの方が多い作品だからこそのプレッシャーはありますか?
萩原:全くないわけではないですけど、“命との向き合い方”のようなこのドラマが伝統的に守ってきたところはそのまま受け継ぎつつ、現代社会に向けてアップデートすべきところはアップデートしていければいいのかなと思っています。それに、ずっと『救命病棟24時』をやってこられてきた江口さんや松嶋さんといった大先輩がいるので、その背中を追いかけていけばいいと思える環境でもありますし、良い意味で背負いすぎずやっていければなと思っています。
――松嶋さんとは映画『ミステリと言う勿れ』(2023年)以来の共演となりますが、前回と今回の医療ドラマでは現場での印象は違いますか?
萩原:松嶋さん自身の印象が変わるということはありませんが、『ミステリと言う勿れ』と今回では役柄の関係値も設定も全く違うので、あまりうまく比較できないです。『ミステリ』で共演した際は机に座ってみんなで喋るシーンでしたが、今回は立って仕事をしているシーンが多いですし、言葉遣いも完全に上司と部下という関係があるなかでのものになるので。

――江口さんとは初共演になりますが、印象はいかがですか?
萩原:ずっと第一線で活躍されている方なので、当然ながらめちゃくちゃカッコいいです(笑)。それと、同じ処置シーンを演じる際には本番合間の会話も増えるのですが、そこですごくフランクに接してくださるのも印象的です。これは江口さん松嶋さんお二人に思うことなのですが、主演として現場を引っ張ってくださるなかで僕ら若手も含めたいろいろな人がチャレンジしやすい環境を作ってくださっているなと感じます。演技をするうえで気になったことや「もうちょっとこうしたい」と思ったことを、勇気を出さなくても自然に言える空気を作ってくださっていて、とてもありがたいです。


















