『純愛ディソナンス』正樹を繊細に演じる中島裕翔の美しさ 髙橋優斗は吉川愛の心を見抜く

 裏切りと復讐心が交錯する『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)の第7話。足の引っ張り合いで、すっかり泥沼と化した人間関係だが、正樹(中島裕翔)が見せた覚悟により物語は大きく舵を切る。

 路加(佐藤隆太)と愛菜美(比嘉愛未)の裏切りを知った正樹は、ことの真相に迫ろうとする。だが路加は、自分の側に寝返ることを正樹に提案した。その提案を飲まなかった正樹であるが、愛菜美との関係は悪化する一方。冴(吉川愛)とのことを引き合いに出され愛菜美になじられた正樹は、離婚を決意した。

 その一方で、冴は慎太郎(髙橋優斗)との関係を一歩前へ進めようとするものの、まだ心の中に正樹がいることを見抜かれてしまう。慎太郎は「気持ちにけりをつけるまで、待つよ」と伝えるも、その姿は苦しそう。そして由希乃(筧美和子)の月命日の日に、墓参りに訪れた正樹と冴は偶然再会を果たすのだった。

 夕暮れのオレンジ色に染まる浜辺で正樹と冴はキスを交わす。裏切り、復讐、嫉妬、憎しみ、そんな汚い感情にまみれた人々の存在が嘘のように、正樹と冴だけは海沿いの涼やかな空気のように真っ直ぐとお互いを想い合っていた。冴が意を決し「好きだったよ、先生」と想いを伝えると、正樹はその言葉に背中を押されるかのように冴の頬に手を添える。

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