『魔法のリノベ』間宮祥太朗と落合モトキがついに対面 テレビ局の垣根を越えたパロディも
とうとう玄之介(間宮祥太朗)と寅之介(落合モトキ)が対面することに。8月15日に放送された『魔法のリノベ』(カンテレ・フジテレビ系)の第5話では、次男の突然の帰宅により、まるふく工務店に衝撃が走る。「怒る」ことができない玄之介は、自分の気持ちと向き合うことができるのだろうか。
玄之介の元妻を奪って姿を消した寅之介がまるふく工務店に現れる。そして、元妻・雪乃(中井さくら)が精神的に不安定なのは、玄之介に後ろめたい気持ちが残っているせいだから再婚を祝福しろと言い出した。まるふく工務店の皆が怒りを隠せない中で、当事者の玄之介は怒りの感情を上手く表せずにいた。しかし小梅(波瑠)から「玄之介は悪くない、大事なものを守るために頑張っているのだから怒っていいのだ」と言われたことをきっかけに、自分の中の怒りの感情と向き合う。結果、“静かなる怒り”ではあるものの寅之介としっかり話すことができた。
第5話では防犯リノベを軸に、小梅や玄之介が依頼者家族の思いを繋げる様子が描かれる。一方で、ようやく玄之介の個人的なエピソードにも焦点が当たった。次男と元妻に駆け落ちされた玄之介は、自分よりも他者を思いやりがちなところがある。優しすぎるとたびたび指摘されている通り、その性格は時として仇になることも。だが、しっかり者の小梅にとって玄之介の純粋さが魅力的に映ったようだ。実際「僕のリノベーションは小梅さんと出会ったこと」と笑顔で伝える玄之介に、キュンとさせようという意図はなかったようにも思う。しかし、玄之介には、こうして不意に相手のガードの中にするりと入ってしまうような無邪気さがある。そこが玄之介の最大の魅力であり、間宮祥太朗が作りあげる玄之介像の醍醐味だろう。「甲斐性がない」などといじられながらも、甘え上手な姿は小梅に限らず誰から見ても好感が持てる。さらに小梅のようになんでも器用にこなす女性にとっては、玄之介の不器用さも可愛く映るのだろう。今の玄之介には過去の人間関係の精算が必要だが、それが済んだときに小梅とどのような関係になっているのかも気になるところだ。
さらに注目したいのは、間宮祥太朗が出演した 2022年の1月期ドラマ『ファイトソング』(TBS系)から局の垣根を越えたパロディネタが盛り込まれたことだ。「ムササビ」や「一発屋」、「Aメロ」など、『ファイトソング』での間宮の役柄である芦田春樹を彷彿とさせるワードが盛り込まれたセリフが飛び交い、思わず笑顔になってしまう。役者が過去に向き合ってきた作品が現在の共演者にも愛されている様子をこうして見られるのは、ドラマ好きとしては嬉しい限り。Twitter上でも一時「ムササビ」がトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せた。
視聴者の誰もがずっと気になっていたグローバルステラDホームの有川部長(原田泰造)の怪しさが増してきた。壮大な計画を企て、さらには「円卓の部下団」を集め自主性をゴリ押しをする有川だが、まさかのまるふく工務店との関係までが示唆された。これは穏やかならぬ展開が待ち受けていそうな気配が。次週、有川のたくらみから目が離せない。
■放送情報
『魔法のリノベ』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00〜放送
出演:波瑠、間宮祥太朗、金子大地、吉野北人(THE RAMPAGE)、SUMIRE、本多力、山下航平、YOU、近藤芳正、原田泰造、遠藤憲一、浅野ゆう子、佐伯大地、渡辺真起子、寺島進、村川絵梨、岩松了ほか
原作:星崎真紀 『魔法のリノベ』(双葉社 JOUR COMICS)
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
主題歌:ヨルシカ「チノカテ」(ユニバーサルJ)
音楽:瀬川英史
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、伊藤茜(メディアプルポ)、田端綾子(メディアプルポ)
監督:瑠東東一郎、本田隆一
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/mahorino/
公式Twitter:@mahorino8
公式Instagram:@mahorino88