『トモダチゲームR4』藤井直樹×岩﨑大昇×猪狩蒼弥×金指一世×那須雄登が本格参戦

『トモダチゲームR4』藤井直樹ら本格参戦

 新考察ドラマ『トモダチゲームR4』(テレビ朝日系)。先週放送の第2話では、「トモダチゲーム」に申し込んだ人物が天智(佐藤龍我)であると、彼のモノローグによって発覚した。

 暴露ペーパーを使って志法(久保田紗友)とゆとり(横田真悠)に指示を出し、全員の言動を見定め、影でゲームをコントロールしていた友一(浮所飛貴)。運営の言葉を借りればそれは、冷静かつ大胆で狡猾、まさに悪人の手口だった。

 友一は、志法の代わりに自身が第3ゲームへと進むべく、ある過去を打ち明ける。これまでとは別人のような、不気味な笑みを浮かべてにじり寄る友一に、四部(井上瑞稀)、志法、ゆとりは後ずさり、怯える。詳細が分からないのだから無理もない。こうして距離をとることも、もしや友一のねらいなのかもしれないが、自身を見る目がまるで変わってしまった彼らを見て、「友達いらないわ」と、友情をあきらめ投げ捨てるように言い放った友一。「友達は普通に生きるためのストッパー」、彼がそう思い至るまでに何があったのかは、のちの描写の真相も含め、今後明かされていくだろう。

 そうして、たった一人で第3ゲームに臨もうとする友一。ここで天智が、思いもよらぬ行動に出る。ゲーム中にある嘘をついたと告白し、友一とともに次のゲームに進むことを選んだのだ。天智は、「トモダチゲーム」に申し込んだ理由を友一に打ち明ける。「トモダチゲーム」には2回目の参加だという天智。そこで経験した恐ろしい出来事を、口外無用にも関わらず父親に相談したことから、彼の人生の歯車は狂い始める。あることから、志法が「トモダチゲーム」に関係していると睨み、憎しみを募らせていった天智。志法を探るべく、友人のふりをしてそばにいるようになったという。となれば仲良し5人組は、初めから作りものだったということなのだろうか。

 天智の目的は「トモダチゲーム」の真相をつきとめ、父の仇をとること。だから、「トモダチゲーム」をぶっ潰すという友一についてきた。「トモダチゲーム」で、親友に裏切られた過去を持つ天智は、友達だと思っていた相手に突き放される絶望を知っているはず。だからこそ、同じ痛みを志法にも味わわせたかったのかもしれない。友一と天智は、友達はときに裏切るということを知る者同士。そして裏切りに傷付くということは、根底に信じたい気持ちがあるからだ。友一の信頼を得るため、ペナルティを背負ってまでネームプレートを見せた天智の決意を信じたい。彼が今後、友一を裏切ることがあれば、視聴者はもはや何を信じれば良いのか分からなくなってしまう。

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