『純愛ディソナンス』これまで以上に強く惹かれる正樹と冴 中島裕翔から色気が漏れ出す
中島裕翔の罪深い美しさが一層の輝きを増す。再会した正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)が、いけないとわかりつつも惹かれあってしまう『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)の第4話。冴とは別の人生を歩んできた正樹の過去の5年間が明らかに。さらに止まっていた時計が動き出すように、2人の関係も進み始めるのだった。
愛菜美(比嘉愛未)は小説家として活躍しながらも、冴にちょっかいを出そうとしていた。冴と正樹のかつての関係を知りながら、正樹に対して挑発するような質問を投げかけ、冴にも小説家に相応しい実力がないことをわざとわからせようとする。
そこに路加(佐藤隆太)の存在が加わることで、事態はさらに複雑化する。愛菜美の父親の賢治(光石研)に恨みを持っている路加は愛菜美が賢治の娘であることや冴と正樹が過去に特別な関係にあったことを独自に調べ上げる。さらには冴と正樹が鉢合わせるように仕向けるなど裏で手を引いていたのだ。こうした愛憎渦巻く策略の中でも、冴は純粋な想いを止められずにいる。そして正樹もまた、冴に強く惹かれる自分の気持ちに抗えずにいた。
再会を果たした2人は、これまで以上に強く惹かれているようにも見えた。冴は会えない時間の中、正樹を想い続けていただけに、正樹が怪我をしたと聞けばすぐに駆けつける。そんな冴に対して正樹も、込み上げる愛しさを隠しきれずにいた。第4話では中島裕翔の色気と美しさが作品の魅力をさらに倍増させる。冴へのバックハグと、2人の身長差、そして節目がちな瞳とまつ毛の長さ。踏み込んではいけないとわかっていながらも止められない、そんなやり場のない感情を表すしぐさと表情から漏れ出す色気も視聴者の心を掴む。ジャニーズJr.時代から子役として『エンジン』(フジテレビ系)、『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)など数々のドラマに出演していた中島だが、こんなにも麗しく、危険な恋に翻弄される役でさらなる魅力を開花させるとは誰が予想しただろうか。毎話ごとのクライマックスではHey! Say! JUMPが歌唱する主題歌「Fate or Destiny」が流れるが、中島の甘美なソロパートが作品への没入を加速させ、より深い共感を呼び起こす。