『赤いナースコール』佐藤勝利の全力リアクションに鳥肌 史上最恐ノンストップホラー開幕

 第1話ラストで発見された滝中の遺体は下半身が欠損しており、殺人犯の手口と共通する。殺された滝中はヘルニアを患っており、腰を含む下半身がなかったため、持ち去られたのは患部を含む身体の部位という予想が立つ。そこから犯人は滝中の病状を知る病院内の誰かと推測できる。担当医の石原(板尾創路)や院長の榎木田(鹿賀丈史)、自称21歳の看護師・西垣(浅田美代子)など怪しい人物は何人もいるため、個々の言動にも注目したい。

 夜の病院という場面設定に主人公は自力で移動できないという制約を加えることで恐怖が増幅されており、佐藤の全力リアクションが効果的だった。同じく秋元康が手がけた『あなたの番です』(日本テレビ系)では劇中で毎話誰かが殺されたが、『赤いナースコール』でも今後入院患者から犠牲者が出ることが予想される。はたして翔太朗は生きて榎木田病院を退院できるのだろうか。

 第1話では翔太朗の妄想(夢)シーンも挿入された。工藤の「劇場型の連続殺人事件には脚本が必要」というセリフもあったが、翔太朗の職業は脚本家で、さんざん視聴者を振り回した末にそれら全ては主人公が考えた架空のストーリーだったという結末もありえる。どの方向に転んでもおかしくないが『赤いナースコール』が酷暑の夏を束の間クールダウンさせることは間違いない。

■放送情報
ドラマプレミア23『赤いナースコール』
テレビ東京系にて、毎週月曜23:06~23:55放送
Paravi、ひかりTVにて、地上波放送終了後に配信
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、福本莉子、池田鉄洋、ベッキー、木村了、山本浩司、橋本淳、森田甘路、大水洋介(ラバーガール)、堀口紗奈、板尾創路、浅田美代子、鹿賀丈史
企画・原作:秋元康
監督:本橋圭太、上田迅
脚本:秋元康、宮本武史、服部隆、吉崎崇二
音楽:矢野博康
主題歌: みゆな「凝視」(A.S.A.B)
オープニングテーマ:Sexy Zone「Sleepless」(Top J Records)
チーフプロデューサー:森田昇(テレビ東京)
プロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)、平部隆明
制作:テレビ東京、ホリプロ
製作著作:「赤いナースコール」製作委員会
(c)「赤いナースコール」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/akanasu/
公式Twitter:@tx_akanasu
公式Instagram:@tx_akanasu

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