大沢一菜、“母”の号泣シーンにびっくり!? 井浦新「それが尾野真千子。本気だから」

 現場では無邪気な大沢の行動に驚かされることも多々あったそうで、「公園のシーンで、本当は四葉のクローバーとかを持ってくるはずが、この子ったらダンゴムシ持ってくるの!」と尾野。「かわいく『はい』って来るから、『なあに』と受け取って手を広げたら、ダンゴムシが3、4匹いた」と裏話を披露し、「いろんなイタズラをしたのが楽しかったね」と懐かしんだ。一方、森井監督は、朝、眠そうにしていたスタッフ陣が大沢からパンチを受けたと明かし、「あれは効果がありました」と報告。大沢が「みんな眠そうな顔してやる気なかったから」と話すと、会場は笑いに包まれた。

森井勇佑監督

 そんな中、嬉しそうにエピソードを語る森井監督に対して「私は心配してるの」とこぼす尾野。「今後、あみ子以外撮れるのかなって。ほんとに大好きだから、あみ子以外の子どもが出てきた時にどう対応するのか。でも、あみ子以外は撮らないでほしいっていう気持ちになっちゃった」と続けると、森井監督も「そんな気持ちに俺もなっちゃいますね」と、終始“あみ子”にメロメロだった。

 なお、印象的だった撮影について聞かれた大沢は「お母さんが号泣するシーンがびっくりしました」とコメント。「普通だったらメソメソ泣くのに、叫んで泣いたから」と話すと、井浦は「それが尾野真千子だからね。本気だから」と頷いていた。

 舞台挨拶の最後には、今月11歳の誕生日を迎えた大沢に、サプライズで花束と大好物のスイカが贈られる一幕も。井浦、尾野から「おめでとう」と声をかけられた大沢は、「ありがとうございます」と照れながら笑みを浮かべていた。

■公開情報
『こちらあみ子』
7月8日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
出演:大沢一菜、井浦新、尾野真千子
監督・脚本:森井勇佑
原作:今村夏子『こちらあみ子』(ちくま文庫)
企画・プロデューサー:近藤貴彦
音楽:青葉市子
配給:アークエンタテインメント
2022年/104min/カラー/ヨーロピアンビスタ/5.1ch
(c)2022『こちらあみ子』フィルムパートナーズ
公式サイト:https://kochira-amiko.com

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