『SPY×FAMILY』アーニャ×ダミアンの共闘が微笑ましい 1人2役を務めた安元洋貴の渋声も

 「父にふりむいてもらう」一心で臨んでいたドッジボール。だが、わずか数秒の間で、理性ではなく本能で動き、ステラよりもアーニャを選んだダミアン。受け止めたボールを手から離してしまいヒットになってしまったが、人間らしくて、カッコいい。

 3組の生き残りはアーニャのみ。後光に照らされて「未来はアーニャに託された」と意気込むアーニャの姿は、頼もしい。誰もがアーニャに期待していた。ビルも、根拠のない自信に満ち溢れたアーニャに圧倒されつつあった。

 ヨルに教わったフォームを思い出しながら、ボールを投げる。その瞬間、背景は流背に切り替わり、ボールはより一層威力を増したように見えた。しかし、実際はビルにすら届かないヘナチョコボールで、3組はあっさりと負けてしまったのだ。結局、ドッジボールでステラがもらえる噂もデマだと判明。ビルはガックリと項垂れる。

 第10話で印象的なキャラクターとなったビルを演じたのは安元洋貴。眼鏡をかけたキャラクターということもあり、本人に似ているの声がSNSには挙がった。さらにビルのダディ役を務めたのも安元。“渋声”で作品に新たな彩りを添えてくれた。

 イーデン校の生徒たちはみんなステラ獲得を目指している。しかし、自分が欲しいからという理由だけではなく、ダミアンやビル、そしてアーニャのように、親の期待に応えるために必死に努力をしている生徒もきっと多くいるだろう。

 だからこそ、ステラ獲得はきっと一筋縄では難しい。アーニャはステラを手にすることができるのだろうか?

■放送情報
『SPY×FAMILY』
テレビ東京ほかにて、毎週土曜23:00〜23:30放送
キャスト:江口拓也、種崎敦美、早見沙織ほか
原作:遠藤達哉(集英社『少年ジャンプ+』連載)
監督:古橋一浩
キャラクターデザイン:嶋田和晃
総作画監督:浅野恭司
助監督:片桐崇、高橋謙仁、原田孝宏
色彩設計:橋本賢
美術設定:谷内優穂、杉本智美、金平和茂
美術監督:永井一男、薄井久代
3DCG監督:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
副撮影監督:佐久間悠也
編集:齋藤朱里
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
(c)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
公式サイト:http://spy-family.net/
公式Twitter:https://twitter.com/spyfamily_anime

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