『SPY×FAMILY』アーニャ×ダミアンの共闘が微笑ましい　1人2役を務めた安元洋貴の渋声も

　テレビ東京ほかにて放送中のTVアニメ『SPY×FAMILY（スパイファミリー）』。第10話「ドッジボール大作戦」では、イーデン校の初等生たちがステラを懸けて全力でドッジボールバトルを行った。果たしてステラは誰の手に……？

　イーデン校の特待生・「皇帝の学徒（インペリアル・スカラー）」になるために必要な褒賞である「星（ステラ）」。生徒は、みんなステラ獲得を目指して、日々勉強や学校行事に勤しんでいる。

　ロイドのターゲットであるデズモンドの次男・ダミアンもステラを狙っていた。だが、彼がステラを欲する理由は、自分の地位を上げるためだけではない。ステラを獲得することによって、兄と同じインペリアル・スカラーになり、父に振り向いてもらうためだった。

　ダミアン同様、アーニャもステラを獲得するために日々奮闘していた。そしてアーニャも、自分が欲しいからではなく、父・ロイドの任務のためにステラを狙っているのだ。

　そんなイーデン校の初等生たちの間で、次の体育の授業で行われるドッジボールのクラス対抗戦で、勝った方のクラスのMVPにステラが授与されるという噂が流れた。もちろん、ダミアンもアーニャもステラ獲得を目掛けて特訓を行う。アーニャはヨルに頼み、ボールの投げ方を教えてもらったり、筋トレに付き合ってもらったりした。ダミアンは、エミールとユーインと共に遊具で試合のシミュレーションを行った。

　いよいよ試合が開幕。相手のクラスには、司令部少佐の息子であるビル・ワトキンスがいた。6歳とは思えないほどガッチリした体格で、ボールの威力も凄まじい。彼の一投で4人の生徒が犠牲となった。ビルが全力でドッジボールに取り組んでいる理由も、ダミアンとアーニャと同じくステラ獲得のためである。ビルも、父親の期待に応えるためにステラを狙っていたのだった。

　強敵・ビルを倒すためにアーニャたち3組は結束する。ダミアン、エミール、ユーインは3人でフォーメーションを組み、確実にビルにヒットするようにボールを投げた。だが、どれも容易くキャッチされてしまう。アーニャは、相手の心を読む超能力を使って、ビルの球筋を予測。見事に交わしていった。ボールを華麗に避けるアーニャの姿を見て、ビルは初めて動揺する。

　しかし、アーニャは試合中に自分の足に躓いて転んでしまう。ビルはここぞとばかりに全力でアーニャに向かって球を投げた。アーニャ、ついにヒットか……？　と思いきや、アーニャが目を開けると、目の前にダミアンが。アーニャに向けられたボールを受け止め、アーニャを庇っていたのだ。