山谷花純、『鎌倉殿の13人』で大河ドラマ初出演 三谷幸喜は「恩師である存在」

 毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に山谷花純が出演することが発表された。

 NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学んだ二代目執権・北条義時(小栗旬)を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。脚本を『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛ける。

 大河ドラマ初出演となる山谷は、金子大地演じる源頼家の側室・せつ役を務める。

山谷花純(せつ役)コメント

登場人物の印象、意気込み

せつの色は、赤。つつじの色は、青。そう三谷さんがおっしゃっていました。せつは、比企家の長女として生まれ高い敷居に囲われた中でも自分の志を曲げず情熱的な愛を貫いた女性です。頼家の自由さや童心に嫉妬しつつも、それ以上に自分がなりたくてもなれない姿に憧れがあったから、偉大な父を持ち葛藤する彼を受け入れ、味方で在り続けると自分の心に誓ったのだと思います。不器用で純粋な部分がどこか頼家と似ているなと、観た方々に思っていただけたらうれしいです。

大河ドラマ出演について

今回初めて大河に出演します。仕事を始めた小学校6年生から14年間追い求めて来た世界を目の当たりにすると普段緊張しない自分でも足の震えが止まりませんでした。垣根なく作品への想いを共有し高みを目指し続ける現場の雰囲気に感化され、遠慮なく食らいついていける環境がとても居心地良かったです。

三谷幸喜作品への出演について

三谷さんと初めてお会いしたのは、4年前シチュエーションコメディー『誰かが見ている』のオーディションでした。怒られる覚悟で「この作品に受からなくて良いです。ただ三谷さんと楽しい時間を過ごしたいです」とお伝えしたのが始まりでした。その日から私にとって恩師である存在が三谷さんです。三谷さんの本は、役者へのラブレターのような感覚があります。会えなくても、とても近い距離で寄り添い続け、歩く道を照らし続けてくれる、不思議な役者との信頼関係を築く方だなと今回改めて感じました。

共演者について

頼家役の金子大地さんとは、共演歴が多く毎度高い壁にぶち当たる瞬間を共有する貴重な存在です。大河出演歴もある吉田鋼太郎さん演出の舞台で共演した際に小栗旬さんが稽古場へ足を運んでくださった時があり「小栗さんめちゃくちゃ格好いい!」っと陰で2人コソコソ話していた数年後の今、小栗さんが座長をつとめる組に自分たちが関われていて夢のようです。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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