『未来への10カウント』村上虹郎を襲った悲劇 桐沢と折原の恋模様も最終ラウンドへ

 木村拓哉が主演を務める連続ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)が第7話より最終章に突入。松葉台高校ボクシング部は思いもよらぬ未来に向かおうとしている。

 この第7話で大きな問題となるのは、西条桃介(村上虹郎)が引き起こしてしまう暴力事件。そのせいで京明高校との練習試合は中断。さらにボクシング部は活動停止、ボクシング部員として人を殴ってしまった西条は謹慎処分を食らうこととなる。

 しかし、事件の真実は西条がいじめに対して見て見ぬ振りをするのができなかったからであり、最初に手を出していたわけではなかった。そのことが分かり西条の処分は解除。ボクシング部は練習の再会を許されることになったが、ボクシング部員の西条へのわだかまりは残ったままだった。どんな事情があったにしろボクシング部が人を殴ったことに変わりはなく、そもそも西条の生意気な態度は先輩の玉乃井(坂東龍汰)や水野(山田杏奈)からも忌み嫌われていた。西条を許す友部(佐久本宝)のような存在もいたが、西条との話し合いはすぐに決裂。ボクシング部を去って行く西条に、さらに悲劇が訪れる。

 それが脳に抱えた動脈瘤。自然に治癒することはなく、破裂すると脳出血を起こし死に至る可能性も。医師からはボクシングのドクターストップが下される。実質のボクシング引退宣告だ。事件の際に後頭部を強打したことが原因。第7話では西条が、離婚の末に新しい恋人を作る母親に対しても愛想を尽かせていることが明らかになっており、学校でも、家庭でも独りだった彼は非情な運命を辿ろうとしている。

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