黒島結菜、仲間由紀恵だけじゃない! 『ちむどんどん』沖縄出身キャストを一挙紹介

 5月16日から東京編が始まった朝ドラ『ちむどんどん』(NHK総合)。本作は、主人公・暢子を演じる黒島結菜、母親・優子役の仲間由紀恵をはじめ、数多くの沖縄県出身俳優が出演している。

村のおばぁを演じるきゃんひとみとあめくみちこ

きゃんひとみ

 沖縄出身のきゃんひとみとあめくみちこは、新垣のおばぁと安室のおばぁを演じている。2人は第1話から登場し、共同売店で優子と世間話をする姿や、賢三(大森南朋)亡き後、四兄妹を育てるために懸命に働く優子を気にかける優しい姿が印象的だ。優子と3人で対話しているシーンから醸し出される穏やかさは、沖縄出身の3人が集まっているからこそ生み出されるものかもしれない。

那覇のレストランのウェイトレスを演じていた金原亭杏寿

 第5話で、比嘉一家は史彦(戸次重幸)に招待されて、那覇のレストランを訪れる。暢子はそこで初めて西洋料理に触れる。ウェイトレスを演じていた金原亭杏寿は、2012年に放送された沖縄県宮古島市が舞台の朝ドラ『純と愛』(NHK総合)にも出演している。美味しい料理を書き留めておきたい暢子のために、料理名をはっきりと丁寧に伝えていた。

優子が働く工事現場の親方を演じていた肥後克広

 父亡き後、子どもたちを育てるために優子は土木工事現場で働き始める。第7話で肥後演じる親方は、お金になる仕事を求める優子に「あれば皆やってるさぁ」と言うが、4人の子どもを育てる優子の気持ちを慮る。給料が多く支払われ、驚く優子に「明日だろ、運動会」と伝え、ふっと微笑んだ口元はとても優しかった。

良子の勉強会仲間・東江里美を演じていた松田るか

 松田は良子(川口春奈)の勉強会仲間であり、恋のライバルを演じていた。松田は2020年放送の『スカーレット』(NHK総合)で朝ドラ初出演を果たし、主人公・喜美子(戸田恵梨香)の息子・武志(伊藤健太郎)の同僚・石井真奈役を好演。『スカーレット』では、ごく普通の、けれど武志への想いを素直に伝える女性を演じていた。一方で里美は、博夫(山田裕貴)に思いを寄せるがゆえに良子に嫉妬し、良子をさりげなく侮蔑する。その表情と声色にハラハラさせられた。

「サンセットバーガー」のマスターを演じる川田広樹

 川田は、若者たちが集うハンバーガーショップのマスターを演じる。明るく気さくな雰囲気もあるが、智(前田公輝)に「悔しかったら自分で店やれ」と捨て台詞を吐く姿はやや辛辣。川田で思い出されるのは、お笑いコンビ「ガレッジセール」の相方・ゴリと出演した2001年放送の朝ドラ『ちゅらさん』(NHK総合)。ゴリは主人公の異父兄・恵尚を演じていた。当時、川田も恵尚の幼なじみとして登場。『ちむどんどん』でも、相方・ゴリの登場はあるか。

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