監督・熊切和嘉×脚本・岡田道尚がタッグ シチュエーションスリラー『#マンホール』製作

熊切和嘉×岡田道尚『#マンホール』製作始動

 熊切和嘉が監督、は岡田道尚が原案・脚本を務める映画『#マンホール』が、2023年2月に公開されることが決定した。

 本作は、『ライアーゲーム』『マスカレード・ホテル』シリーズなどの脚本を手がけた岡田のオリジナル脚本を基に、『海炭市叙景』『私の男』の熊切が監督を務めた日本発のオリジナルシチュエーションスリラー映画。結婚前夜に酒に酔ってどこかのマンホールに落ちてしまった男が、限られた手元のアイテムを駆使し、何とかこの穴から這い上がろうと奮闘する一夜を描く。

 脚本の岡田は熊切監督とともに、“ワンシチュエーション”、“主人公は結婚式前夜の新郎”、“武器はスマホのみ”、“2分に1度訪れる主人公のピンチ”、“SNSを駆使した問題解決”、“あっと驚くラスト”という狙いを条件として、脚本執筆を進めた。

 勤務先の不動産会社での営業成績はNo.1、社長令嬢との婚約も決まり、将来を約束された男・川村。結婚式前夜に開かれたサプライズパーティの帰り道、酩酊した彼は一人深いマンホールの底に落ちてしまう。深夜、穴の底で目を覚ました川村は、手元にある唯一の道具であるスマートフォンを駆使し、GPS で居場所を探り、警察や友人知人、さらにはSNS上の人々にまで助けを乞い、脱出を試みる。穴の中で次々に発生する恐ろしい出来事が容赦なく川村を襲う中、時間は無情にも進み、夜明けが迫ってくる。果たして川村は無事に穴から抜け出し、結婚式に出席できるのか。

 既に撮影を終え、現在ポスプロ段階に入った本作。キャストなどは後日発表される予定だ。

コメント

熊切和嘉

岡田さんの書かれた脚本は、挑戦的で、油断のならない、さながら「四畳半の迷宮」といった趣で、主人公が地獄を味わうには充分すぎるほど素敵に狂っていました。ジャンル映画に触れる歓びを日々噛み締めながら、スタッフキャストみんなで夢中になってこの迷宮に挑みました。

岡田道尚

アイデアで勝負できるオリジナル映画が作りたい!かねてより、その想いで様々な企画を考えてきましたが、現在の日本では原作モノ・企画性・時代性などが優先されるあまり、アイデア重視のオリジナル作品は成立しづらい環境が続いています。その中で、ようやく実現に漕ぎ着けたのが映画『#マンホール』です。熊切監督はじめ、素晴らしいスタッフとキャストと共に作り上げた、日本では珍しい挑戦的な本作を日本だけでなくぜひ世界中の人たちに楽しんでもらいたいと思っています!

■公開情報
『#マンホール』
2023年2月全国ロードショー
監督:熊切和嘉
原案・脚本:岡田道尚
製作幹事・配給:ギャガ
制作プロダクション:ツインズジャパン 
(c)2023 『#マンホール』製作委員会

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