『インビジブル』高橋一生と平埜生成の回想シーンが胸を打つ キリコは“探しもの”に接近?
おそらくキリコはインビジブルではなく、“探しもの”に接近するためにインビジブルの振りをしているのだろう。少し気になるのは、わざわざ監察官の猿渡(桐谷健太)が武入の自供部分を動画で志村に送ってきたことだ。それまでは電話で内容を報告していたのにもかかわらず、この部分だけ動画で送る必要があったのだろうかと勘繰ってしまう(単に演出上の都合かもしれないが)。
今話では、後輩・安野と志村の回想シーンが描かれたが、安野役を演じる平埜生成は、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)でもヒロイン・ひなた(川栄李奈)の職場の上司役を好演し、その滲み出る人の良さ、屈託のなさ、安心感で朝ドラファンを魅了したのも記憶に新しい。
さらに、高橋一生と柴咲コウの共演シーンが光ったNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK総合)でも、平埜は悲運を辿る徳川家康(阿部サダヲ)の嫡男・徳川信康役で圧倒的な存在感を放っていた。
3年前の事件の真相に近づくためのピースが揃い始めた。今こそ、志村にとって“真実を見極める”時だ。安野が験担ぎによく買っていたというフォーチュンクッキーのおみくじの白色が示す通り、「迷い悩める人の気持ちをリセットして進むべき道に導いてくれる強運の証」となるか。次週、キリコの正体に近づけそうだ。
■放送情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系にて、毎週金曜22:00~22:54放送
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭輔、大野いと、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/invisible_tbs/
公式Twitter:@invisible_tbs