『ダンケルク』『エターナルズ』出演のバリー・コーガン、酩酊状態で発見され逮捕される

 クリストファー・ノーラン監督による戦争映画『ダンケルク』(2017年)やマーベル映画『エターナルズ』(2021年)などで注目されているアイルランド出身のバリー・コーガンが、アイルランドのダブリンで逮捕されたことが明らかとなった。Independent.ieが報じている。

 4月17日(アイルランド現地時間)午前7時頃、アイルランドの首都ダブリン北部にあるクロングリフィンの住民から、「アパートのバルコニーに男がいる」と警察に通報があったという。警察が現場に到着するとコーガンが酩酊状態で発見され、逮捕された後にクーロック・ガーダ署に連行されたとのこと。

 コーガンが発見された現場の隣の建物に俳優の親戚が住んでいることが分かっており、情報提供者は、「警察の到着時、彼(コーガン)は脅威になるようなことは何もしていなかった」と証言。逮捕後に間もなく釈放されたコーガンは告訴されることなく、すでに同件は解決したと報道されている。現時点で、コーガンの広報担当者からコメントは出ていない。

 なお、コーガンが警察絡みの事件でニュースの見出しを飾ったのは、今回が初めてではない。2021年8月には、アイルランド西部の港町ゴールウェイにあるホテルの外で暴行の被害に遭ったコーガンが発見され、病院に搬送される騒動があった。この事件で逮捕者は出ておらず、コーガンは本件に関して告訴はしていない。

 コーガンは、『ベルファスト71』(2014年)や『アウトサイダーズ』(2016年)などに出演した後、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』でジョージ役に大抜擢。その後も、ヨルゴス・ランティモス監督によるサスペンス映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017年)で物語の鍵を握るマーティン役を演じて強烈な印象を残し、ここ近年では、高い評価を得たHBOのミニシリーズ『チェルノブイリ』(2019年)や『エターナルズ』で活躍。世界中で大ヒットを放っているDC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』で、“見えざる囚人”ことジョーカー役でカメオ出演して大きな話題に。AppleTV+のミニシリーズ『Masters of the Air(原題)』や、映画『The Banshees of Inisherin(原題)』などが待機中だ。

 最近では、エズラ・ミラーが治安びん乱行為で逮捕された件を受け、主演映画『The Flash(原題)』をはじめとするプロジェクトの一時停止が報じられたが(参考:エズラ・ミラー、『The Flash』などの製作が一時停止に 逮捕受けワーナー&DCが緊急会議)、今回の逮捕はコーガンのキャリアに大きな影響はないと見られている。

参照

https://www.independent.ie/irish-news/news/intoxicated-hollywood-star-barry-keoghan-arrested-in-public-order-incident-41551828.html
https://www.thewrap.com/eternals-star-barry-keoghan-hospitalized-after-assault-in-ireland/
https://screenrant.com/barry-keoghan-arrest-public-order-incident/

関連記事