『ミズ・マーベル』予告編を徹底解説 コミック版との比較、登場人物やパワーはどうなる?

 カマラのパワーは1分9秒目から明らかになります。どうやら、何らかのエネルギー体を放出しそれを自由に操れるみたいです。余談ですが、1分11秒目に登場する「CIRCLE Q」はコミックにも出てくる、カマラたちの溜まり場です。そして両腕に光る、カマラのパワー。これは『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のテン・リングスのパワー演出を思い出せます。腕輪だし、シャン・チーとも繋がったりして?

 その後、エネルギー体を形に変え空中散歩のカマラ。彼女の能力の可能性が垣間見えます。そして1分18秒目に登場するのは、この手のドラマに欠かせない、介入する政府系の組織!(笑) S.H.I.E.L.D.? S.W.O.R.D.? それともダメージ・コントロール局でしょうか。1分25秒目に登場する覆面の人物は、レッド・ダガーというヴィジランテです。本名はカリームといって、実はカマラの親族でもあります。そして「これぞカマラだ! ミズ・マーベルだ!」と言わんばかりの、エネルギー体で巨大な拳によるパンチが炸裂! コミック版では肉体を変化させ、巨大な拳を作ると説明しましたがドラマ版のパワーはこうなるようです。DCの『グリーン・ランタン』っぽいですね!

 1分27秒目でカマラと話している女性はNAJMA(ナジマ)というキャラだそうです。今のところ市民、としか情報が開示されていませんが、ここまで思わせぶりな登場ですから重要キャラなのでしょうね。その後、エネルギー・シールドで弾を跳ね返す、「これぞスーパーヒーロー」という技を繰り出してから「ヒーローよ」とはしゃぐカマラ。こういうところが最高にかわいい。

 その後の『ミズ・マーベル』のロゴは有名なコミックのカバーを模してしています。こういうシーンは少し『スパイダーマン」っぽいですね。予告編の雰囲気も、全体的に『スパイダーマン:ホームカミング』でヒーローになったばかりで張り切るピーターを彷彿とさせます。

 コミックのカマラはテリジェンミスト(インヒューマンズという超人族と関係がある)という“霧”を浴びて能力が覚醒します。この設定をドラマ版は変えているのですが、ところどころ霧っぽいものがたちこめていますね。果たしてどのようなオリジン(誕生秘話)を見せてくれるのか。『スパイダーマン』以来の、「本格青春ドラマ×ヒーロー」という組み合わせに、今から楽しみです。

■配信情報
『ミズ・マーベル』
ディズニープラスにて、6月8日(水)16:00より独占配信開始
原題:Ms. Marvel
監督:アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー、シャルミーン・ウベード=チナーイ、ミーラ・メノン
脚本:ビシャ・K・アリ
出演:イマン・ヴェラーニ、マット・リンツ、アラミス・ナイト
(c)2022 Marvel

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