ニコラス・ケイジ、『THE BATMAN』続編への出演を懇願 「エッグヘッドをやりたい」

 俳優のニコラス・ケイジが、ワーナー・ブラザースの幹部に向けてメッセージを送った。オスカー俳優のケイジは、全世界での興行収入が5億ドルの大台に達しようとしているマット・リーヴス監督作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の続編が制作されるとみて、悪役・エッグヘッドを演じたいとの思いを伝えたのだ。

 ワーナー・ブラザースはまだ『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の続編があることを正式に発表していないものの、リーヴス監督やロバート・パティンソンらキャスト陣は、続編の製作に意欲を示している。

 ケイジはSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)のイベントで記者団を前に、「ロバート・パティンソンが演じている『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の新作は、まだ観られていないけれど楽しみにしているよ。彼はすばらしい存在になるだろう」と話した。

 続けて「1960年代の番組でヴィンセント・プライスが演じた悪役、エッグヘッドを演じてみたいんだ。絶対に恐ろしく演じることができるよ。既にどんなエッグヘッドにするかコンセプトも考えてある。だから、ワーナー・ブラザースに伝えてくれ、僕はエッグヘッドをやりたい」と語っている。

 コミックでは、スキンヘッドのエッグヘッドは犯罪の達人であり、世界で最も賢い人物の一人でもある。リーヴス監督が『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でポール・ダノと共にリドラーを再構築したことを考えると、エッグヘッドを「恐ろしく演じる」と語るケイジの声は、監督にとって魅力的に映るかもしれない。

 一方のリーヴス監督は『THE BATMAN-ザ・バットマン-』続編の可能性について、同作の英国プレミアで報道陣に対し、「まるで2作目に続くかのように1作目を作るべきではない。1作目は、1作目だけで完結する物語でなければならないんだ。しかし、私は自分たちがやってきたことを本当に信じているし、もっと多くの物語を作っていくことに興奮している」と語った。

 加えて、「配信サービスでは既に他の物語を手がけており、コリンと一緒にやっているペンギン(オズワルド・チェスターフィールド・コブルポット)のスピンオフは超クールなものになりそうだ」「さらに他の作品にも取り組んでいますよ。別の映画の話も進めています」とも伝えてくれた。

 ちなみに『バットマン』シリーズは、ペンギンを中心としたスピンオフシリーズのほかにアーカム・アサイラムを舞台としたスピンオフシリーズがHBO Maxで制作されることが決まっている。

参照

https://variety.com/2022/film/news/nicolas-cage-warner-bros-the-batman-sequel-1235206460/

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