『鋼の錬金術師』連載20周年の新プロジェクト始動 スカーのビジュアルも公開

 荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』の連載20周年を記念した新プロジェクトが始動し、人気キャラクターの一人、スカーのビジュアルが公開された。

 『鋼の錬金術師』は、月刊『少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で2001年から2010年まで連載されたダークファンタジー漫画。2度アニメ化されており、2017年には山田涼介主演で実写映画化もされた。2021年に連載開始20周年を迎え、原画展の開催や荒川による新連載、アプリゲームの配信決定など多くのプロジェクトが立ち上がった。

 錬金術が存在する架空の世界が舞台の物語。エドワードとアルフォンスの兄弟は、幼い頃に亡くした母親に会いたいと思うあまり、死んだ人間を蘇らせる錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし、錬成は失敗。エドワードは左足を、アルフォンスは肉体をすべて失ってしまう。エドワードは自らの右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を鎧に定着させることに成功したが、兄弟は大きすぎる代償を背負うことになった。エドワードは右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えたその姿からか、「鋼の錬金術師」の二つ名を持つようになる。

 公開されたビジュアルでは、目深にフードを被った原作でも人気のキャラクター、スカーの姿が切り取られている。全貌は公開されていないが、赤く光る瞳、額の十字傷、そして右腕に刻まれた錬成陣など、スカーを象徴する特徴が浮き上がったビジュアルになっている。

 また、新プロジェクトの特設サイトも立ち上がり、スカーのビジュアルに加えて、「貴様ら『創る者』がいれば『壊す者』もいるという事だ」というエルリック兄弟と初めて対峙した際に放たれたセリフも添えられている。さらに、カウントダウンも表示され、3月2日に新たな動きがあることが示唆されている。

(c)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX
特設サイト:http://vengeance-scar.jp/

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