『着せ恋』一見正反対な海夢と五条の共通点 演じる直田姫奈&石毛翔弥にも注目

 現在放送中のアニメ『その着せかえ人形は恋をする』(TOKYO MXほか)が微笑ましい。

 同作は、『ヤングガンガン』で連載中の漫画が原作。雛人形の顔を製作する“頭師”を目指している男子高校生・五条新菜と、クラスの中心人物で読者モデルもしている美人ギャルの喜多川海夢の2人が、コスプレを通じて関係性を築いていく物語だ。何かに熱中することの面白さと大変さ、そして思春期らしいラブコメ要素も盛り込まれており、男女問わず楽しめる作品ではないだろうか。

 そんな同作の中心人物の1人は、男子高校生・五条。彼は雛人形職人の祖父と2人暮らしをしており、幼い頃目にした雛人形に一目惚れをしたことがきっかけで、“頭師”を目指している。見た目はかなり大柄ながら、自分に自信が持てない引っ込み思案で、クラスにもいまいち馴染めていない。友人らしい友人もいないため、趣味の「雛人形製作」「雛人形鑑賞」「雛人形と会話」に勤しむ日々を過ごしている。だが、雛人形に対する愛情は相当のもので、初めて雛人形を見た時に抱いた感情である「奇麗」という言葉は、心から思った時でないと言えないと海夢に語ったこともある。その真面目さと律儀さも五条の魅力の一つだ。

 そんな五条の声優を務めるのは、石毛翔弥。劇団四季の団員などとして活躍をした後、2016年頃から声優としても活動をスタートさせている。『遊☆戯☆王VRAINS』(テレビ東京系)や『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(TOKYO MXほか)でメインキャラクターを務め、着実にキャリアを磨いている声優だ。石毛は『ゴジラ S.P』に出演する際、『ゴジラ』シリーズをチェックしたと話していたこともあり、どこか五条の持つ実直さとかぶる部分も感じられる。もちろん、五条の真面目さやおどおどした感じも声色だけでしっかり表すことができる、実力の持ち主だ。

 そしてもう1人の中心人物は、美人ギャルの海夢。裏表のない明るい性格で、行動力も抜群、いつもクラスの中心にいる女子高生である。ギャルっぽい見た目からは想像できないが、アニメやゲーム、漫画が大好きで、推しキャラはPCゲーム『ヌル女2』の黒江雫。友人たちにもアニメやゲームが好きなことを隠すことなく、教室内でも堂々と愛を語っている。そんな海夢はコスプレをすることに憧れているが不器用故に衣裳が上手く作れないため、五条に衣装製作を依頼したことから行動を共にすることが増えていく。海夢のあっけらかんとして真っ直ぐで明るい性格は、非常に好感が持てるポイントだ。

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