『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督、次回作はSFでR・パティンソン主演?

 アカデミー賞受賞映画『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の次回作は、ワーナー・ブラザーズによるSF映画であり、主演は『TENET テネット』、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のロバート・パティンソンと交渉中であることが報じられた。

 Deadlineによると、ポン・ジュノは監督と脚本を務める方向で交渉中であり、タイトル未定映画の原作は、近日出版予定のエドワード・アシュトンの小説『Mickey7(原題)』を基にした内容となるそうだ。しかし、ポン・ジュノのこれまでの経験から、最終的には小説の内容とは異なる可能性もあるとのこと。また、ポン・ジュノの製作会社Off screenと、ブラッド・ピットの製作会社Plan Bが共同製作予定である。

 『Mickey7』は、氷の世界「ニヴルヘイム」を植民地化するために、危険なミッションに“使い捨て”として派遣される調査団の物語。自殺行為のような危険任務に直面した場合、クルーたちは “ミッキー”となり、一度命を落とすたび、元の記憶を引き継いだ状態で新たな肉体が再生されるクローンとなる。6回の死を経験すると、隠された真実が明らかになるのであった。

 ポン・ジュノは昨年末、アシュトンから出版前の原稿を受け取り、すぐに(映画化の)興味をもったそう。そのため、ポン・ジュノは年末年始の休暇に入る前に、主演候補の俳優たちと、面談をおこなった。ポン・ジュノとの仕事を熱望する30代の俳優が多く集まったが、ポンや重役たちは、パティンソンとの面談後、彼が適任であると確信し、すぐにオファーをしたという。

 また、第92回アカデミー賞で、監督賞をはじめとする4部門を受賞した『パラサイト 半地下の家族』は、ワーナー・ブラザーズの傘下である米HBOで、リミテッドシリーズとしてドラマ化企画が進行中であり、今回の企画は、ポン・ジュノとワーナーメディアの2度目の企画となる。

 今回のニュースを受け、ネット上では「ポン・ジュノとパティンソンのSFとか最高」、「ロバート・パティンソンなら間違いない」など期待の声が挙がっている。

参考記事

https://deadline.com/2022/01/bong-joon-ho-warner-bros-robert-pattinson-plan-b-1234914424/

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