逢坂良太、『鬼滅の刃』妓夫太郎役の不気味な声 一筋縄ではいかない戦いが始まる

 『鬼滅の刃』遊郭編、第7話「変貌」では、炭治郎に代わり禰豆子が堕姫に立ち向かう。上弦の陸である堕姫は禰豆子に余裕の表情を見せていたが、段々と攻撃力が増していく様子や再生力の早さに圧倒され、次第に劣勢になっていく。また、禰豆子は人間の血の匂いに反応してしまい……? 後半では堕姫の秘密が明らかに。堕姫の体に隠れていた兄・妓夫太郎(ぎゅうたろう)が登場し、バトルはいよいよ佳境を迎える。

『鬼滅の刃』公式サイトより

 第7話は禰豆子と堕姫の鬼同士の戦いから始まる。堕姫は、人を食べず実戦に慣れていない禰豆子には負けるわけがないと余裕の表情を見せていた。しかし、争っているうちに禰豆子の鬼の力が増していき、次第に堕姫が劣勢になっていくのだった。

 印象的だったのは、堕姫を蹴り、痛めつけているときの禰豆子の快楽に満ち溢れた表情。相手が苦しんでいる姿を見て喜んでいる様子は、人間とはかけ離れた「鬼」そのものだった。

 さらに鬼としての禰豆子を顕著に表したのが人間の血への反応である。ポタリと垂れた人間の血の匂いに敏感に反応し、欲望を抑えきれず食べようと襲いかかる。そこに炭治郎が登場し、危機一髪のところで食い止めたため、禰豆子は人間を食べずに済んだのであった。

 凶暴化した鬼の禰豆子を抑えたのは、「子守り唄」。炭治郎と禰豆子の母が歌っていたもので、禰豆子に聞かせているうちに鎮まり、涙を流して寝たのだった。再生力や身体能力も高まり、心の鬼化が進んでしまった禰豆子だったが、人間の記憶はまだ持ち合わせていた。そのことに一安心する。

 鬼殺隊柱である宇髄天元が堕姫の首を斬りトドメを刺したものの、彼女が泣き喚き続ける姿に違和感を覚える。

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