上白石萌音、福原遥ら“寅年俳優”に注目 2022年は朝ドラヒロインがさらなる飛躍?

中川大志

 また、昨年放送の『ボクの殺意が恋をした』(読売テレビ・日本テレビ系)で地上波GP帯初主演を務めた中川大志にも注目だ。2011年放送のドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で一躍ブレイクを果たした彼は、これまで数々の作品に出演してきた。『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)の天馬のような正統派王子様から、『G線上のあなたと私』(TBS系)で演じた少し投げやりな大学生まで。どれもしっくりと来てしまうのが、中川の魅力のひとつである。なかでも最近は、コメディ俳優としての存在感がすごい。

 神木隆之介と共演している「au」のテレビCMでは、ロン毛&メガネで癖つよキャラ・細杉くんを好演。前述の『ボクの殺意が恋をした』でも、“愛すべきポンコツ”として新たな魅力を開花させていた。今年の中川は、どんな表情を見せてくれるのだろうか。さらなる飛躍を期待したい。

 前述の3人は、今年24歳を迎える1998年生まれ。この世代には、すでに国民的女優の地位を確立している広瀬すずもいる。そのほかにも、世界をまたにかけて活躍している宮脇咲良や、AKB48グループの総監督・向井地美音、乃木坂46のエース・齋藤飛鳥などアイドル界にも、先頭を走る面々が揃っている。

 さらに、ひと回り上の世代も豪華だ。北川景子に、石原さとみ。躍進が止まらない中村倫也は、昨年も数々の作品に出演して、ファンを楽しませてくれた。2022年は、“寅年”俳優陣の活躍にパワーをもらいつつ、全力でエンタメを楽しんでいきたい。まだまだ新型コロナウイルスの威力は収まりそうにないが、今年こそはノーマスクで過ごせる日々が戻ってきますように……。

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