マーベルの楽しさを日本で知らしめた立役者? Disney+『X-MEN ’97』が気になる理由

 11月12日、ディズニープラスのローンチ2周年を記念したイベント、ディズニープラス・デイが全米で開催。そこで今後のラインナップが発表されました。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)がらみでは、11月24日配信の『ホークアイ』を皮切りに、『ムーンナイト(原題)』、『シー・ハルク(原題)』、『ミズ・マーベル(原題)』、『エコー(原題)』、『アイアンハート(原題)』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル(原題)』、『アイ・アム・グルート(原題)』、『シークレット・インべージョン(原題)』、『アガサ:ハウス・オブ・ハークネス(原題)』、アニメでは『ホワット・イフ…? シーズン2』、『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー(原題)』、『マーベル・ゾンビーズ(原題)』などが、ロゴマークと簡単なあらすじとともに次々と発表されました。

『X-MEN ’97(原題)』ディズニープラスにて配信

 どれも楽しみなのですが、僕がビックリしたのが『X-MEN ’97』というアニメシリーズです。これはなんと日本でも放送された、90年代のX-MENのアニメシリーズの新作というか“続編”なのです。90年代のX-MENアニメというのは、全米で1992〜1997年にかけてシーズン5まで放送されました。日本では、1994年から1995年で関東はテレビ東京で放送されました。X-MEN人気に拍車をかけたシリーズです。

 今回はこの流れを受け、“シーズン6”とでもいうべき新作・新シリーズを『X-MEN ’97』というタイトルでリリースというものです。しかもこれを、MCUを手掛けるマーベル・スタジオが製作するということがポイントです。このアニメシリーズが好評で2000年の実写映画版『X-メン』(1作目のみ、日本では“メン”表記)の製作に弾みがついたと言われており、実写版の監督ブライアン・シンガーはこのアニメシリーズを参考にしたそうです。

 だから今回の『X-MEN ’97』のプロジェクトは、マーベル・スタジオが近々MCU版X-MENを始動させる布石といえるでしょう。ただしそもそもアニメ版の世界は、MCUとリンクしていません。今後アニメ版とMCUはマルチバース設定で共存させるのかもしれませんね。

関連記事