杉山すぴ豊のアメコミWeekly速報
『モービウス』を3点で解説 予告編で見える『スパイダーマン』『ヴェノム』とのリンク
3.予告編から見えてくること
今回の予告編はモービウスのオリジン(誕生秘話)をわかりやすく伝えています。難病に悩む天才科学者(医学博士)モービウス博士が自らの治療のために吸血蝙蝠の力をとりこんでしまう。それにより超人となるが恐ろしいモンスターに変異してしまう。ホラーであり、アクションいっぱいの予告編です。善でもあり悪でもあるという複雑なキャラクター。ジャレッド・レトはこの役にハマっていると思いました。この予告編からわかることはモービウスはスーパースピード、怪力、スパイダーセンスに似た超感覚、そして飛行能力を持っていることがわかります。さらにかなり恐ろしい姿に変異する。
というわけで映画への期待がいっきに高まりますが、やはり気になるのは先ほど書いたSSUとのリンク。いくつかあげてみましょう。
※まず新聞デイリー・ビューグル紙が存在します。このデイリー・ビューグル紙は映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に登場します。そして紙面をよーくみるとRHINO(ライノ)、BLACKCAT(ブラックキャット)という文字が出てきます。この2人はスパイダーマンのコミックに登場するキャラでありアンドリュー版『アメイジング・スパイダーマン2』にその存在が示唆されています。
※モービウスが見る夜景。そのビルの一つがOSCORP(オズコープ)。そうスパイダーマンの宿敵グリーン・ゴブリンことノーマン・オズボーンの会社です。つまり! 『モービウス』の世界には少なくともノーマン・オズボーンがいるということです。
※これは前の予告編の時にも話題になりましたが、壁の落書きに“人殺し”という文言とともにスパイダーマンが描かれている。つまり『モービウス』の世界にスパイダーマンがいる(入り込んだ)可能性があります。しかしこのスパイダーマンの姿はトビー版スパイダーマンを思わせる。しかしスパイダーマンが“人殺し”と罵倒されるのは、トムホ版スパイダーマンの(つまりMCU版スパイダーマンの)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を受けてのことだと思われます。これが意味することとは?
※そして! 『スパイダーマン:ホームカミング』のマイケル・キートン演じるエイドリアン/ヴァルチャーが登場
※そして! そして! モービウスがまさかの『ヴェノム』ネタ! そう、なんとトビー版、アンドリュー版、トムホ版スパイダーマン映画、トム・ハーディの『ヴェノム』とリンクした小ネタがちりばめられています。これって一体? ヒントは『モービウス』の前に『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が公開されます。ここでMCUとSSUの間に大事件が起こり『モービウス』へとつながるのかもしれません! 『モービウス』への期待がさらに膨らむ予告編でした!
■公開情報
『モービウス』
2022年全国ロードショー
出演:ジャレッド・レト、マット・スミス、アドリア・アルホナ、ジャレッド・ハリス、アル・マドリガル、タイリース・ギブソン
監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:マット・サザマ、バーク・シャープレス
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
原題:Morbius/US公開日:2022年1月28日予定
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