『エターナルズ』プレミア開催 アンジェリーナ・ジョリー、日本のファンへ「愛を送ります」

 マーベル・スタジオ映画『エターナルズ』のワールドプレミアが10月19日(日本時間)に米ロサンゼルスにて行われ、キャストやスタッフが登壇した。

 『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督が手がけたマーベル・スタジオ最新作となる本作は、様々な脅威から地球を守ってきたアベンジャーズが誕生するよりも、はるか昔から地球に存在し、何世紀もの間、 人知れず人類を見守ってきたエターナルズの物語。10人の守護者たちは今、それぞれが世界各地で現代社会の中で静かに暮らしていたが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後、アベンジャーズがいなくなった地球に、サノスをも超える未曾有の脅威が人類に迫る。

 プレミアの会場にはブルーのカーペットが100メートル以上にわたって敷かれ、エターナルズの戦士たちの役衣装も飾られるなど、今年一大規模なプレミアとなった。また、コスプレをしたファンもかけつけるなど、新たなヒーローたちの誕生を待ちわびるマーベルファンや多くの取材陣で会場はただならぬ熱気に包まれた。そこに、満を持してキャスト陣が登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に。チームの中で最も危険な戦士・セナ役を演じたアンジェリーナ・ジョリーは、シックながらゴージャス感あふれるドレスで登場すると、「ここまであまり外に出ることができなかったでしょ。だから、今夜こうやって、外に出て、みんなで集まって、その顔を見ることができて、とても幸せに感じている」とプレミアに参加した喜びを語るとともに、「日本のみなさん、この作品を楽しんでいただけることを願っていますし、愛を送ります」と日本のファンへメッセージを送った。

 また、エターナルズの中心メンバーであるセルシ役のジェンマ・チャンは、「セルシはユニークなスーパーヒーローです。彼女は戦士というよりは考える人。自由奔放で、他者の感情を読み取る能力があります。そんなキャラクターを演じ、その核心に迫るには本当に興味深いキャラクターでした」と自身が演じた役について語り、エターナルズ最強の戦士イカリス役のリチャード・マッデンは、「参加することができて、とてもワクワクしています。劇場で多くの人たちと一緒に映画を観ることができるのは、とても喜ばしいことですよね」と興奮気味に答え、最後は「日本のマーベルファンの皆さん、こんにちは! この作品をぜひ楽しんでください。いつか……すぐにでも飛んで行って、皆さんと会えることを願っています!」と来日を熱望した。

 さらに本作のメガホンを取ったジャオ監督は、「こんなにたくさんの群衆を前にしたのは初めてで、この映画自体がクレイジーな乗り物に乗っているようなものだった。新しく出てくる『セレスティアルズ』という存在や、マーベル・シネマティック・ユニバースの源泉とは何かということを学んだりしたあとに、ファンの皆さんのリアクションを見ることができて、とても満足している」と満足げに語った。

 そのほか、エターナルズの中で最も力が強く、コズミック・エネルギーを自らの身にまとうことができる強力な戦士ギルガメッシュを演じたマ・ドンソクや、インド映画界“ボリウッド”で大スターとして生活するキンゴ役のクメイル・ナンジアニ、自分の姿を自由自在に変化させることのできる少女のような見た目のスプライト役のリア・マクヒュー、発明の才能に恵まれエターナルズの“頭脳”を担う知性派メンバー・ファストス役のブライアン・タイリー・ヘンリーも登場した。

■公開情報
『エターナルズ』
11月5日(金) 全国公開
監督:クロエ・ジャオ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021

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