大原櫻子、突き進んできた10代と20代後半への意欲 「どんな作品にも挑戦していきたい」
ドラマ化もされた人気漫画『恋はつづくよどこまでも』の原作者・円城寺マキの同名漫画をドラマ化した『つまり好きって言いたいんだけど、』が、毎週水曜深夜0時30分からテレビ東京系にて放送中だ。幼なじみでありながら、マネージャーと俳優として一緒に仕事をすることになり、同じ目標に向かって奮闘する中で芽生える、冴島千歳と藤代瀬那の恋模様を描いた“マネージメント・ラブコメディ”だ。
突如芸能事務所に転職することになった「嘘が大嫌い」な24歳の主人公・冴島千歳役で主演を務めるのは大原櫻子。久々の挑戦となったラブコメディの現場の様子や、藤代瀬那役の櫻井海音との意外な共通点、自身のターニングポイントなどについて語ってもらった。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】
リアルなタレントとマネージャーの関係性
ーー大原さんにとって久々のラブコメになりますが、撮影はいかがですか?
大原櫻子(以下、大原):ものすごく楽しいです! 現場の雰囲気がとても良いですし、出てくるキャラクターも濃い方が多いので(笑)。非常に和気あいあいと楽しく撮影させていただいています。
ーー話の展開もスピーディーで先の話が気になる内容です。
大原:ありがとうございます。今回は原作ものではあるのですが、千歳の性格だったり、彼女が歩んできた道が原作とは異なっているので、そういった部分もドラマならではの魅力かなと思います。ドラマならではの“ちーちゃん”を私なりに見せられるように演じさせていただいています。
ーーマネージャーと俳優の恋模様が描かれるということで、シチュエーション的には大原さんが普段お仕事をされている世界と近いですよね。
大原:そうですね。なので、いろんな方の“マネージャー像”を参考にさせていただいています。何気ない仕草とかに結構リアリティもあって。例えば、瀬那くんが手を出して、マネージャーさんがティッシュを渡したら、「いや違う、水だよ」みたいな(笑)。そういうフィーリングのやり取りみたいなものが、タレントさんとマネージャーさんの間にはあると思うんです。言葉にしなくてもやり取りできるような関係性ですよね。そういう場面はすごくリアルだなと感じました。
ーー大原さんにもマネージャーさんがいらっしゃると思いますが、どういうマネージャーさんが理想的ですか?
大原:それは今のマネージャーさんですね(笑)。千歳がセリフで、「ただタレントに付いて、言うことを聞いていればいいと思っていたけどそうじゃなくて、心の支えにもなる、たった1人の味方にもなる、未来も一緒に考える」みたいなことを言うんですけど、まさにそういうところだなって。人として根本的に、精神的に寄り添ってくれる方は、すごく素敵だなと思いますね。
ーー同じ俳優として、櫻井海音さん演じる瀬那の印象はどうですか?
大原:瀬那くんのやっていることって、一見かわいいことだと思うんですけど、もし私が瀬那くんのように異性を翻弄するようなことをやってしまったら、それは非常に面倒臭いタレントでしかないなと……(笑)。男にだらしない、朝は遅刻する、マネージャーさんに「洗濯全部やっといて」と頼む……てなったら、もう終わってるなって(笑)。なので、瀬那くんから学ぶことも……あんまりないですね(笑)。彼がやるから可愛らしく見えるんだと思います。男と女の違いはあるかもしれません。
ーー確かに性別の違いはあるかもしれませんね。そんな瀬那くんを演じる櫻井さんは年齢的には大原さんより年下になりますが、実際に共演されてみていかがですか?
大原:年下とはいえ、本当にしっかりして落ち着いていらっしゃる方ですね。セリフでは上から目線で結構いろいろ言われますけど、実際はすごく腰の低い方で。なので、不思議な感じだなと思う瞬間はたまにありますね。
ーー櫻井さんとは母校が同じだそうですね。
大原:そうなんですよ! 親の誕生日が一緒だったり、もともと私が住んでいたところと同じ場所に住んでいたり、結構不思議な共通点も多くて。そういう話で盛り上がったりしています。