マット・デイモンとジョディ・カマーが感情をぶつけ合う 『最後の決闘裁判』本編映像公開

 10月15日に日米同時公開される映画『最後の決闘裁判』より新たな本編映像が公開された。

 本作は、アカデミー賞脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来のタッグとなるマット・デイモンとベン・アフレックによる脚本を、『ブレードランナー』『オデッセイ』のリドリー・スコットを監督に迎え映画化したもの。

 史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)という登場人物3人の視点で描く。

映画『最後の決闘裁判』本編映像【二人の命をかけた決闘裁判】編 10月15日(金)公開

 公開されたのは、デイモン演じる騎士・カルージュと、ジョディ・カマー演じるその妻・マルグリットが、決闘裁判の是非と、負ければ双方共に残酷な死が訪れるという絶望の淵に立たされ、激しく感情をぶつけ合うシーンの映像。周囲には噂話をささやきながら、二人を一瞥する野次馬たちが控え、孤独の中で“決闘裁判”に挑むカルージュと、周囲からの辱めの視線や圧迫に負けず、自分の信念を貫き通すマルグリット。映像内では、マルグリットがカルージュに対し「負けたらどうなるか知りながら、黙ってたのね」と厳しく問い詰める一幕が描かれ、続いて、「私の赤子の運命を決めるのは神じゃない」とマルグリットが妊娠している事についても明かされる。決闘に負ければ「この子は両親を失うのよ」と自身の命以上に、生まれくる新しい命のために心を砕くその姿が映し出されている。

 本作では、史実としていまだに真相不明な「フランス最後の決闘裁判」の行方を“三者三様”の視点から描き出す『羅生門』的構成が採用された。一つの出来事を3人の登場人物の視点で三度に渡って描き、同じ経験をする登場人物たちの異なる思惑や心理が、わずかな表情の違いやカメラワークによって積み重ねられていく。

 マルグリット役を演じたカマーは、「マットの演技を見ていて素晴らしいのは、スクリーン上で見るマットには常にどことなく暖かさが感じられることです。だから観客は、彼のことを自分が良く知っているような感覚を受けるんです。でも本作でのキャラクターは、他人をまったく寄せ付けないところのある、とても頑固で冷たい男で、そういう役を彼が演じるのを、わたしはこれまで見たことがありません。とにかく本作ではかなりいつもとは違う感じのマットになっていますよ」と本作でのデイモンの魅力を明かしている。

■公開情報
『最後の決闘裁判』
10月15日(金)全国公開
監督:リドリー・スコット
脚本:ニコール・ホロフセナー、マット・デイモン、ベン・アフレック
原作:エリック・ジェイガー(『決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル』)
出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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