『海街チャチャチャ』ロマンスパートが加速 ホン班長とソンヒョン先輩が恋の火花を散らす

 Netflixにて独占配信中の『海街チャチャチャ』は、ユン・ヘジン(シン・ミナ)とホン・ドゥシク(ホン班長/キム・ソンホ)を中心とした、登場人物のケミ(化学反応)とテンポの良い会話が印象的なラブロマンスになっている。第7話から本格的にチ・ソンヒョン(チPD・ソンヒョン先輩/イ・サンイ)が登場し、三角関係に発展しつつある。

自然と街の人の懐に入るチPDの人柄

 コンジンで新番組を撮影するためにロケ地を探していたチPD。ガイドとして同行するホン班長と仲間とともに、以前から目を付けていたガムニ(キム・ヨンオク)の家を訪れたが「いくら考えても変わらない」「いくら頑張ってもダメなものはダメなんだから」と断られてしまう。ガムニを家族同然のホン班長でさえ、頼んでも彼女は受け入れなかった。

 無理強いはしないと言うものの、諦められないチPDはお菓子や帽子をガムニに持っていったり、壺を洗ったり電球を換えたりする。チPDが媚びているように感じたガムニは冷たくあしらうこともあったが、先輩は人の懐に入るのが上手い。町の人もちろん、頑固なガムニとも打ち解けて結果的にガムニは撮影場所として家を貸すことになったのだ。

 では、なぜガムニは自宅での撮影を拒否していたのだろうか。それは、アメリカに留学して長期休みになったら韓国に帰ってくるだろう孫・ミンジュをもてなそうと思ってのことではないか。だが、肝心のミンジュはカリフォルニアへ友達と遊びに行くから帰国するかわかならい、と祖母のことを気にかけていない様子。そんな時、ひょんなことからガムニは自宅でホン班長とヘジン、チPD、アイドルグループ・DOSのジュン(ビョン・ソンテ)に料理を振る舞うことになり、大人数で食卓を囲んだのだ。大量の洗う食器を見て「みんなで食べて笑ってしゃべって……人生そのものです」と思いがけないチPDの言葉。これがきっかけとなり、ガムニもロケで多くの人が笑って会話をしながら食事をとることを望むように心境が変わったと思われる。

やきもちを焼き合うホン班長とソンヒョン先輩

 そして、ロマンスの部分では三角関係がついにスタートした。大学時代の話に花を咲かせ、ヘジンに対して腰を労ったり、ブランチを届けたりと優しく接すチPDが「ヘジンに恋人は?」とホン班長に質問したことで彼女への気持ちが明らかになる。どこか勘づいていた様子のホン班長も決定的な発言に意識しまくり。人当たりも良く、今まではチPDと友達のような雰囲気だったが、急に避けたり、きつく当たったりとライバル視していることが目に見えてわかる。自分の知らない昔のヘジンを知っているのは、ホン班長にとって強敵に感じるだろう。

 3人で食事に行った場面では、ヘジンが自分の餃子を先輩にあげるのを見て嫉妬心を抱き、横取りしてしまう。「隣の芝生が青く見えた」という言葉からも、チPDとヘジンの仲に嫉妬しているのは歴然だが、やきもちを焼くのはチPDも同じだ。ヘジンが自分よりも付き合いの浅いホン班長の隣に座り、「“私たち”は気にせずに」と無意識にホン班長を含んだ言い方に驚きを隠せず、彼に対抗心を燃やすのである。

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