櫻井翔、嵐初のライブフィルムは「“チーム嵐”の熱気を感じて」 松本潤とのエピソードも

 9月15日、丸の内ピカデリー ドルビーシネマにて、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』のジャパンプレミアイベントが開催された。イベントには、嵐・櫻井翔と堤幸彦監督が登壇し、有働由美子アナウンサーのMCにて進行された。

 『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、2018年11月から2019年12月まで1年以上に渡り、計50公演、1ツアーとして日本史上最大の累計237万5千人の動員を記録した、嵐20周年のツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』を収めたライブフィルム。2019年12月23日に東京ドームで撮影を実施。堤監督をはじめ、嵐に関わってきたスタッフが集結し、125台のカメラで記録をしている。そのライブフィルムは2021年6月11日から開幕した第24回上海国際映画祭に出品。6月12日にはワールドプレミアとして上映され、中国の嵐ファンを熱狂させた。

 早速2人が登場し、「たくさんのチャレンジが詰まった作品をお届けできること、とてもワクワクしています」(櫻井)、「撮影しているスタッフが総力を結集して撮ったと言っても過言ではないものに仕上がっていると思います」(堤)と挨拶。続くトークセッションで櫻井は「今日、9月15日というのが嵐の結成記念日なんですけど、こういう形でお伝えできるのを嬉しく思います。おそよ2年前になるんですけど、みんなの熱気、我々の想いを真空パックのように閉じ込めたいと思っていて、時の流れを感じずに楽しんでいただけると思います」と思いを馳せつつ、「ファンの方に埋め尽くされた会場をご覧いただきたいですし、劇場で感じられる一体感のようなものも楽しんでいただきたいです」とコロナ禍の今に公開されることへの想いも語った。堤監督も「こういう事態になり、(嵐の姿を)伝える意味がまた大変大きなものになっていったことに緊張感を覚える」と撮影当時とは違った緊張感、使命感を感じていると語っていた。

(左から)堤幸彦監督、櫻井翔

 本作は125台という前代未聞のカメラ台数を使ったことによって客席にいるような体感ができる一方、「会場では味わえない興奮、距離感が感じられる作品」(櫻井)になっているという。さらに「嵐、スタッフ、ファンの方、撮影スタッフ全員で1個の作品を作ろうとして作った作品。“チーム嵐”の熱気を感じてもらいたい」と手応えも語っていた。堤監督曰く「正確には127台」というカメラとスタッフが集結したことで、「この日だけは(日本中の)映画の撮影が止まっている」と現場で冗談が飛び交っていたことに対して、堤監督は「リアルです。映画、テレビ、ビデオの撮影の中心人物が東京ドームに集まっちゃった。そういう世界にとってはえらい迷惑だった」と語り、笑いを生んでいた。125台というカメラは「メンバー一人ひとりを多角的にもぎ取ろう」とした結果とのことで、現場の機材もかなり充実していたそう。その様子は櫻井曰く「NASAみたいになってた」。だからこそ、「そこに嵐がいるかのようなライブな雰囲気を作ることができた」そうだ。

 さらにファンの熱気についても言及する櫻井。「撮影のために集まっていただきましたので、この日の熱気がすごかったんですよ。『よし、良いもの作ってやろう』っていう」と語り、「1曲目からありましたよね。共犯関係というか」と堤監督もその熱気を感じていたという。

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