『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』11月12日公開決定 藤井道人が監督を担当

 劇場用長編アニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』が、11月12日より2週間限定で劇場公開されることが決定した。

 1989年に『ヤングマガジン増刊 海賊版』(講談社)にて士郎正宗が原作漫画を発表、連載開始以来、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群を構成している『攻殻機動隊』シリーズ。最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』は、『攻殻』史上初のフル3DCGアニメーションとなり、『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズを手がけた神山健治と、『APPLESEED』シリーズを手がけた荒牧伸志によるダブル監督、制作はProductionI.G × SOLA DIGITAL ARTSによるアニメシリーズで、Netflixにおいて、2020年4月よりシーズン1全12話が配信された。

 『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』は、『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1に新たなシーンを加えて再構成し、全編フルグレーディングを施した一作。監督を務めたのは、『新聞記者』や『ヤクザと家族 The Family』などの藤井道人。藤井監督は、「攻殻機動隊シリーズを観たことがない人でも楽しめる、濃密で見応えのある映画が出来ました」とコメントを寄せている。

 主題歌は、シーズン1に続きmillennium paradeが担当。シーズン1のオープニングテーマでもある「Fly with me」のフルサイズを、今回の劇場版のためだけに新たなアトモスミックスを施した。

 情報発表にともない、本作のキャラクターデザインを担当するイリヤ・クブシノブ描き下ろしによるメインビジュアルも公開。主人公・草薙素子ら公安9課のメンバーと、新キャラクターの江崎プリン、物語の鍵を握る“ポスト・ヒューマン”シマムラタカシが描かれた、本作を象徴するビジュアルとなっている。

『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』特報

 

 あわせて、特報映像も公開。「2045年」のテロップから始まる映像には、再び結成された公安9課の面々やタチコマ、江崎プリンに加え、スミスから語られる新たな敵“ポスト・ヒューマン”の存在、謎に包まれたシマムラタカシの登場と、今から映画の内容が気になる要素が随所に散りばめられている。

 また、先着特典付き前売券(ムビチケ)が9月10日より発売されることも決定。特典は、メインビジュアルがあしらわれた特製クリアファイルとなっている。

藤井道人監督 コメント全文

オファーをいただいたとき、何かの間違いじゃないかと驚きましたが、ご縁あってこの歴史あるタイトルの劇場版監督を引き受けることになりました。神山監督と荒牧監督が丹念に作り上げた世界を、畏れ多くも2時間の映画に再構築させていただきました。攻殻機動隊シリーズを観たことがない人でも楽しめる、濃密で見応えのある映画が出来ました。是非劇場でご覧ください。

■公開情報
『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』
11月12日(金)より劇場公開(2週間限定)
声の出演;田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎、玉川砂記子、潘めぐみ、津田健次郎、曽世海司、喜山茂雄、林原めぐみ、川渕かおり、曽世海司、笠原紳司、岡田地平、武井秀哲、山城屋理紗ほか
原作:士郎正宗『攻殻機動隊』(講談社 KCデラックス刊)
監督:藤井道人
脚本:神山健治、檜垣亮、砂山蔵澄、土城温美、佐藤大、大東大介
キャラクターデザイン:イリヤ・クブシノブ
3Dキャラクタースーパーバイザー:松重宏美
プロダクションデザイナー:臼井伸二、寺岡賢司、松田大介
モデリングスーパーバイザー:田崎真允
リギングスーパーバイザー:錦織洋介、井上暢三
エフェクトスーパーバイザー:清塚拓也
ライティングコンポジットスーパーバイザー:高橋孝弥
編集:定松剛
音楽:戸田信子、陣内一真
サウンドデザイナー:高木創
主題歌:「Fly with me」millennium parade × ghost in the shell: SAC_2045
音楽制作:フライングドッグ
制作:Production I.G × SOLA DIGITAL ARTS
製作:攻殻機動隊2045製作委員会
配給:バンダイナムコアーツ
(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

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