『アクアマン2』の新コスチュームがお披露目 “ブルースーツ”が示唆する続編の内容とは
6月から撮影が始まっている『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』の撮影現場から、ジェイソン・モモア演じる主人公アーサーが身に纏う新コスチュームがお披露目された。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』しかり、近年のヒーロー映画はおもちゃ商品のリーク画像などからコスチューム情報が流出してしまうこともしばしある。しかし、今回は主演とプロデューサーが積極的に出していこうということで、監督ジェームズ・ワン本人のInstagramにそのコスチューム写真が投稿された。1作目ではクラシックなコミック版と同じ、オレンジとグリーンのアーマーを着用していたが、今回は黒と青を基調としたスーツになっている。
「これが前作のクラシックなアクアマンのスーツを着ているジェイソン・モモア。そして次の写真が、新コスチュームとなるステルススーツのチラ見せだ。頭足類に基づく、アトランティス人の技術を駆使したカモフラージュ能力を持っている。デヴィッド・レスリー・ジョンソンと僕は、80年代の“ブルースーツ”にインスパイアされたんだ」
ワンが投稿で触れている“ブルースーツ”とは、1986年の『アクアマン』全4巻にわたるミニシリーズで登場したもの。このコスチュームはカモフラージュ・スーツと呼ばれ、海に溶け込むために作られたものだった。『ワンダーウーマン 1984』でワンダーウーマンがゴールデンイーグルアーマーを着ていたり、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』でスーパーマンがブラックスーツを着ていたり、DCは今、より一層コスチュームを軸にコミックの歴史を掘り下げつつ、馴染みのキャラクターの新しい一面を紹介する潮流にあるようだ。
この“ブルースーツ”登場は、1986年のコミック内容からも、続編がより『アクアマン』という作品の神話性と歴史を探究していくことを示唆している。2018年に公開された1作目では、たくさんのキャラクターが登場したが、続編では彼らをそれぞれ丁寧に描写していくのではないだろうか。また、魔法という観点でDCユニバースでも最強の魔法使いとして知られ、アクアマンの相棒でもあるアクアラッド(ガース)も登場するかもしれない。または、本作がそのアクアラッドの後継者であるカルダラーム(ジャクソン・ハイド)登場への導入になる可能性も。ちなみにこのカルダラーム、何を隠そうブラックマンタの息子である。
すでにブラックマンタに焦点を当てた内容になる可能性も示唆されている本作。キャストは前作に引き続き、メラ役でアンバー・ハード、オーシャン・マスター役でパトリック・ウィルソン、ブラック・マンタことデイヴィッド・ケーン役でヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、アーサーの父トム・カリー役でテムエラ・モリソンが続投する。