『#家族募集します』重岡大毅と山本美月の再会の誓い 「でっかい愛」がやさしく響く

 〈君がくれたんだ 明日色のパレット〉

 ジャニーズWESTが歌う主題歌「でっかい愛」がやさしく響いた『#家族募集します』(TBS系)第6話。俊平(重岡大毅)は、妻・みどり(山本美月)の遺したボイスレコーダーをヒントに、新しい絵本を作ろうと奮起することに。

 〈はじめて知った恋の色に 染まってゆく心 まるごと全部君のしるし〉と続く歌詞のように。懐かしむばかりではなく、遺してくれたものと一緒に生きていくことができるということ。「またね」を別れの言葉から、再会の誓いにしていく。それは俊平にとって、改めてみどりの才能に恋をする日々になるかもしれない。

 “いない”ということに、どう向き合っていこうか。第6話では、そんなテーマを感じることができた。正式な離婚が成立した礼(木村文乃)だが元夫との関係性は良好で、娘の雫(宮崎莉里沙)の父親がいなくなるわけではなかった。

 その様子を見て、離婚した元夫と会うことを拒んだめいく(岸井ゆきの)は、息子・大地(三浦綺羅)にパパがいないという事実に罪悪感を抱いていた。

 恋をして新しいパートナーを迎えてみようかと、積極的に動き始めためいく。音楽仲間のナオト(井口理)を彼氏候補としてお好み焼き屋『にじや』につれてくるという強行突破を見せるのだった。

 「兄、おじいちゃん、2番目の兄に、お姉ちゃんとその子どもたち!」そんな風に紹介される『にじや』のメンバーが拒んだり照れたりせずに、受け入れていくのも微笑ましい。サブスク家族として仲間入りした黒崎(橋本じゅん)も、すでに親戚感を漂わせているから、笑ってしまう。

 めいくのことを家族同然に心配する一同は、ナオトが彼氏候補にふさわしいかどうか、まるで面接のような質疑応答を繰り広げる。ドラマにメタ視点を持ち込むのは野暮だとは思いつつも、人気バンドKing Gnuのボーカルを務める井口に対して「本気で音楽をやっているのか?」と問いただすシーンにも思わずニヤリとしてしまった。

 そんな騒動を通じて見えてきたのは、大地の本音。パパはいない、けれど不幸せではない。めいくも、そして『にじや』の家族がいることに大地は満足していた。むしろ、無理に新しいパパを求めるつもりもないと。小さいころ、学童で仲良くなった俊平と蒼介(仲野太賀)も父親がいない日々を過ごした先輩として、「十分幸せだった」と言葉を添えるのだった。

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