オダギリジョー、早乙女太一が朝ドラ初出演 『カムカムエヴリバディ』大阪編新キャスト発表
NHK連続テレビ小説第105作目『カムカムエヴリバディ』の新キャストが発表された。
本作は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く物語。京都・岡山・大阪を舞台に、時代を超えた愛すべきヒロインたちの日常に寄り添っていく。
大正を生きる最初のヒロイン安子を上白石萌音、昭和30年代を生きる安子の娘・るいを深津絵里、昭和40年代から令和までを生きる、るいの娘・ひなたを川栄李奈がそれぞれ演じる。
このたび発表されたのは、るいをとりまく「大阪編」7名のキャラクター。
るいが働くクリーニング店に客として訪れる、謎の男・大月錠一郎をオダギリジョー、錠一郎にほれている女子大生・ベリー(通称)を市川実日子、ジャズ喫茶の支配人兼バーテンダー・木暮洋輔を近藤芳正、木暮洋輔の営むジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャン・トミー(通称)を早乙女太一、大阪・道頓堀に店を構える「竹村クリーニング店」の店主・竹村平助を村田雄浩、平助の妻・竹村和子を濱田マリ、竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主で町内会長・西山太を笑福亭笑瓶がそれぞれ演じる。
コメント
深津絵里(るい役)
この作品でしか出会えないような、めちゃくちゃ素敵なキャストの皆さんと
昭和30年代の大阪を一緒に生き抜いていく事ができるなんて。
楽しみで、楽しみで、楽しみで。待ちきれません。
大変な時代の中育ててくれた母のこと、ずっと見守ってくれた岡山のみんなの思いを胸に
藤本さんの素晴らしい脚本をきちんとお届けできるよう、一生懸命務めさせていただきます。
オダギリジョー(大月錠一郎役)※連続テレビ小説初出演
『脚本家の先生が、ぜひオダギリさんに演じてもらいたいと言っています』
生意気ながら、僕もたまに脚本を書いたりしますが、希望する俳優の方に引き受けてもらえると、この上なく嬉しいですし、逆に断られたりすると、絶望のふちに立たされる気分になります(苦笑)。
役者冥利に尽きる言葉を頂いたからには、期待以上のお返しができるよう、全力を尽くすつもりです。
市川実日子(ベリー(通称)役)
脚本のまっすぐでかわいらしい登場人物のやりとりに、胸がぽかぽかしています。
ラジオに英語にジャズ。たくさんの良い音が聴こえてきそうなお話。人の生み出す音が、聴いた人の心や人生に作用していくところが印象的でした。
昭和30年代、その時代のお洒落をしているグルーピーの役。個人的に憧れている時代でもあるので、その空気感の中に入れることがとても楽しみです。
るいさんや時代と共に、どう変化していくのか、心柔らかく撮影に参加できたらと思っています。
早乙女太一(トミー(通称)役)※連続テレビ小説初出演
この作品に出演させていただくことになり、とてもうれしく思います。
ミュージシャンの役どころなので、既に楽器の稽古に苦戦しておりますが、なんとか頑張りたいと思っています。
激動の時代を必死に生きるミュージシャンを、誠心誠意務めたいと思います。
村田雄浩(竹村平助役)
かなり久しぶりの「朝の連続テレビ小説」です。いろんな意味でドキドキしてます。キャストの皆様はとても刺激的で……特に私の奥さんの濱田マリさんは、個性が爆発していらっしゃるので! 置いていかれないように頑張ってついて行きます! 濱田さんと夫婦をやるのは、2回目なのですが、今回はいったい どんな夫婦になるのか……見当もつきませんが、楽しみです。
物語は! 戦後から高度成長、バブルを経て、デジタル、バーチャルと、時代が激しく変わっていくので、きっと主人公は 相当“波乱に満ちた人生”を送るのだと思います。そんな中で、我々夫婦が……物語のオアシスの様な存在になれたらいいなと思っております……
今は世の中大変ですけど、少しでも前を向けるような作品になるように頑張ります!
濱田マリ(竹村和子役)
竹村クリーニング店の竹村和子役を演じます。クリーニング屋さんです! 実は私は俳優になる前、実家の父が営むクリーニング店で働いていました。お店では朝から晩までずーっとラジオが流れていて、番組パーソナリティーの声は、いつも私たちの仕事のリズムを作ってくれていました。父からは働くことの楽しさ、商売人として大切なことをたくさんたくさん教わりました。今、撮影台本のセリフの一つ一つに、クリーニング屋さんあるあるを見つけてニヤニヤワクワクしています。故郷を離れ、大阪で新しい人生を始めるるいちゃんを温かく見守る竹村夫妻を、大好きな村田雄浩さんとともに明るく楽しく演じたいと思います。
近藤芳正(木暮洋輔役)
朝ドラは『なつぞら』以来でお世話になりますー。大阪の朝ドラは『純と愛』以来かと。自分の顔が朝にふさわしい顔なのかどうかは置いといて(笑)オファーがあることが素直にうれしいです!
今回の役柄がジャズ喫茶店のマスターだとか。『なつぞら』では老舗カリー(カレーではなく)屋のギャルソン。役柄が似てますね。こだわりが強い、癖のある役でした。『純と愛』は困らせ客だった気が。こちらは本当に癖しか無い役でした。よく朝ドラに出られました!
さてさて今回!いただいている台本ですと、そんなに癖はないんです!
でしゃばることなく控えめにジャズ喫茶のマスターを演じられれば!出ているかどうかわからないような、存在になれれば最高です!
笑福亭笑瓶(西山太役)※連続テレビ小説初出演
連続テレビ小説に呼んでいただいてありがとうございます。
短いセリフでもかむかも。かんだらごめん。
久々のドラマなので、迷惑をかけないようにしたいと思います。
堀之内礼二郎(制作統括)
ラジオ英語講座と共に歩んだ家族の100年の物語。
今回は、深津絵里さん演じる二代目ヒロイン・るいの青春に深くかかわる出演者のみなさんを発表させて頂きました。
1960年代の日本は高度経済成長期の真っただ中。熱気あふれる時代です。「明日は今日よりもっと良くなる」多くの日本人がそう信じて、当時の「今」を懸命に生きていました。そんな時代の熱を帯びた登場人物たちを、魅力的に、色鮮やかに演じていただける個性豊かな出演者の皆さんがそろいました。連続テレビドラマのご出演は久しぶりの深津絵里さんとの掛け算で、どんな物語が繰り広げられていくのか、本当に楽しみです。
この秋始まるこのすてきな世界にぜひ、カムカムエヴリバディ!
■放送情報
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
NHK総合にて、2021年秋放送
出演:上白石萌音、深津絵里、川栄李奈ほか
脚本:藤本有紀
制作統括:堀之内礼二郎、櫻井賢
プロデューサー:葛西勇也・橋本果奈
演出:安達もじり、橋爪紳一朗、松岡一史ほか
写真提供=NHK