『DUNE/デューン 砂の惑星』10月15日公開へ ティモシー・シャラメが追われる日本版特報も

 映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の日本公開日が10月15日に決定し、あわせて日本版特報映像が公開された。

 フランク・ハーバートのSF小説シリーズを、『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが新たに映画化した本作。砂に覆われた惑星“デューン”を舞台に、全宇宙の未来を託された主人公ポールの運命、宇宙世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される。

 主人公ポールを演じるのは、『君の名前で僕を呼んで』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』のティモシー・シャラメ。そのほか、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤがポールの夢の中に登場する謎の美女チェイニーを演じ、『アクアマン』のジェイソン・モモアや『BIUTIFUL ビューティフル』のハビエル・バルデム、そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』などでサノスを演じたジョシュ・ブローリンがポールを全力サポートする腹心役で出演。また、『スター・ウォーズ』続3部作でポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックと『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のレベッカ・ファーガソンがポールの両親役で登場する。

『DUNEデューン砂の惑星』日本版特報本映像

 公開された日本版特報映像予告編では、砂に覆われた惑星“デューン”を舞台に繰り広げられる、群雄入り乱れる激しい戦闘シーンや、主人公ポールが正体不明の巨大なサンドワームに追われる姿などが収められている。なぜポールは全宇宙から命を狙われているのか。その狙われた能力とは。予告編を締めくくる「覚悟はいいか?」というセリフとともに、全宇宙の運命を託されたポールが“ひとりの戦士”として覚醒し、立ち上がる姿が映されている。

 また、樋口真嗣、山崎貴、神山健治、荒牧伸志、小島秀夫ら、日本のクリエイターから期待のコメントも到着した。

コメント

樋口真嗣(映画監督)

はやく観たい! 今すぐ観たい! 観たい観たい観たい観たい!

山崎貴(映画監督)

誰もが不可能だと思った『ブレードランナー』の続編を、美しい詩のような素晴らしい映画に仕上げたヴィルヌーヴ監督なら、デヴィッド・リンチの作り上げた旧作のあの世界を、越えてしまうのではないかと今からわくわくしています。

神山健治(アニメ監督/脚本家/演出家)

『ブレードランナー 2049』のプレミア試写で会った時の自信に満ちた彼の笑顔……あれから4年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の挑戦を勝手に我が事のように嘱目している。偉大な前作が存在しそもそも映像化不可能と言われた原作に、今最もSF映画を撮ることを期待されている彼がどのようにアプローチしたのか?楽しみでならない。

荒牧伸志(アニメ監督/メカニックデザイナー)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ! 奇をてらうようなショットがあるわけではないのに、骨太でじわじわくるSF映画を撮ってくれる、今、一番期待されている監督が、あの『DUNE』に取り組んでいる! と言うだけで、とにかく映画館に行って観るしかないですよね。それ以上言うこと無し。

小島秀夫(ゲームクリエイター)

『DUNE/デューン砂の惑星』は原作へのカルト的な人気がある一方で、映像化に関してはこれまで曰く付きだった。確かに敷居は高い。しかし、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴだ。彼は、多くの人の心配や憂を超えて、誰も観たことがない新作DUNEをこの時代に放ってくれるはずだ。

柴山智隆(アニメーション映画監督)

誰かの人生を生きられるのが映画なら、未だ見ぬ世界に出遭えるのがSFなら、『DUNE/デューン 砂の惑星』を旅したい、生きてみたい。そして、予感している。つかの間の星間旅行から帰ると、“地球/水の惑星”に適応できずに、呆然としている自分がいそうだ。

牧眞司(SF研究家・文芸評論家)

深遠なる神秘の宇宙、オルタナティヴな文明観、異様な環境と生態、張りめぐらされた権謀術策、反抗と復讐のアラベスク……。発表以来半世紀以上にわたり読者投票でアメリカSFのオールタイム・ベストと認められつづけた名作が、最新の技術で映像化された。秘薬メランジを摂取するがごとく、スクリーンを凝視せよ!

立原透耶(華文SF翻訳、小説家)

伝説の名作SF再び! 技術が格段にアップして、理想的な砂の惑星が誕生した。何よりも魅力的なのはサンドワーム。大画面で見るこの巨大な蟲が何よりも楽しみ。ぜひ3Dで喰われてみたい!! もちろん人間にも期待大!

RAM RIDER(アーティスト・音楽プロデューサー)

公開されたコンセプトアートをみて久々のハードなSF大作がきたか、と期待。『複製された男』ではパズルのような難解さを、『ボーダーライン』では麻薬カルテルの残忍さを描き出したドゥニ・ヴィルヌーヴが監督とあり、デヴィッド・リンチでも映像化に苦心した原作をどんな風にみせてくれるのか今から楽しみです。

三上丈晴(月刊ムー編集長)

先日、アメリカに続いて中国が火星へ探査機を送り込むことに成功した。荒涼とした赤い大地の下にはサンドワームが潜んでいるという都市伝説がある。超大国と巨大生物、そして砂の惑星。この映画はひとつの予言書なのかもしれない。

■公開情報
『DUNE/デューン 砂の惑星』
10月15日(金)全国公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス、ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:『デューン/砂の惑星』フランク・ハーバート著(ハヤカワ文庫刊)
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
公式サイト:dune-movie.jp

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