スカーレット・ヨハンソン、映画『タワー・オブ・テラー』主演に決定 プロデュースも担当

 『ブラック・ウィドウ』の主演でもお馴染みのスカーレット・ヨハンソンがディズニーの大人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」を題材にした映画をプロデュースし、出演することが決定した。

『トイストーリー4』の監督ジョシュ・クーリーが現在脚本を執筆中で、詳しいストーリーはまだ明かされていない。ヨハンソンは自身の製作会社「These Pictures」のジョナサン・リアと共に本作をプロデュースすることになっており、まだ監督はアサインされていないという。ディズニーは、『マリッジ・ストーリー』と『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞ノミネート歴を持ち、『ブラック・ウィドウ』でも人気のヨハンソンを迎えることで、作品の確度を高めようという考えだ。

 この発表に対し、ディズニーやヨハンソン側からのコメントは出されていない。

 「タワー・オブ・テラー」は周知の通りディズニーテーマパークの中でも最も人気のあるフリーフォール型のアトラクションを題材にした作品。米国ではアトラクションを乗る際に聞こえる気味の悪いナレーターを『トライライト・ゾーン』の司会で知られるロッド・セーリングが担当したことでも人気を博し、常に長蛇の列が並んでいる。実はすでにこのアトラクションは1997年に『ホーンテッド・ホテル(原題:Tower of Terror)』として映画化されており、スティーヴ・グッテンバーグとキルスティン・ダンストが出演していた。その後、2015年に実写版『アラジン』などを手がけた脚本家のジョン・オーガストが再映画化する構想を発表。内容は「豪華なホテルに滞在する5人の登場人物がエレベーターに乗り込んだ後、雷が打たれて消えてしまう」というもの。

 アトラクションのストーリーとしては骨董品のひとつ、ムトゥンドゥ族の偶像シリキ・ウトゥンドゥの呪いを受けて失踪した富豪のハリソン・ハイタワー三世のホテル「ハイタワー」を舞台に、時を経て取り壊しを計画するエンディコット三世とそれを反対する娘、ベアトリスが登場する。その後、ハイタワー三世に憧れるベアトリスが会長を務めるニューヨーク市保存協会によってホテルは保護・修復され、そのお披露目としてゲストが招かれホテル内を見学するというもの。しかし、最後に業務用エレベーターに乗り込み最上階のハイタワー三世の部屋にいくと、恐ろしい目に遭うのであった。ヨハンソンの役柄は、恐らくこのベアトリスなのではないかとも考えられる。続報を期待して待ちたい。

■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードなミックス。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆する。InstagramTwitter

■公開情報
『ブラック・ウィドウ』
7月8日(木)映画館、7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセスで公開
※プレミアアクセスは追加支払いが必要
監督:ケイト・ショートランド
出演:スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021

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