『ロキ』トム・ヒドルストン、クリス・ヘムズワースと初めて会った日のことを振り返る
現在ディズニープラスで第3話まで配信されているマーベル・スタジオのオリジナルドラマ『ロキ』。先日番組のプロモーションでジミー・キンメルが司会を務める『Jimmy Kimmel Live』に出演したトム・ヒドルストンは、40歳になった誕生日の瞬間もセットでロキとして撮影したことを振り返った。しかも、30歳の誕生日も同じように迎えたと言う。
そしてキンメルは、『マイティ・ソー』10周年を祝してソー役のクリス・ヘムズワースがInstagramに投稿した写真について触れる。2009年のものということで、より若々しい2人(当時ヒドルストンは29歳、ヘムズワースは26歳)のツーショットに対し、当時のことをヒドルストンが振り返った。
「キャスティングされた直後、クリスに初めて会った時にケネス・ブラナーの家で撮った写真です。この写真を見てただ一つ言えることは、“戻れない若かりし頃”ですね……」
そしてキンメルは2人の服装を茶化す。それはソーのマントが赤でロキのマントが緑だからと、ケネス・ブラナーが家にあった衣装棚から引っ張り出したもので、どうやら『ヘンリー五世』『ハムレット』で使われたものらしい。ヒドルストンは朧げなその日の記憶の中で唯一鮮明に覚えているのが、ドアを開けて入ってきたヘムズワースを見た瞬間に感じた「彼らのキャスティングは正しかった」ということだと言う。
知る人ぞ知ることではあるが、もともとヒドルストンはロキ役ではなくソー役のオーディションを受けていたのだ。しかし、その際に彼がロキに適していると感じたケネス・ブラナーによって、今もなお愛されているアイコニックなロキ像が誕生したのである。30歳の誕生日も、40歳の誕生日もロキとして過ごしたヒドルストン。キンメルに「50歳の誕生日もロキとしてセットで撮影していたら嫌だ?」と聞かれると、「いや、素晴らしい、最高のことだと思いますよ。ジミー、どうやら君は僕の未来のシナリオをたった今書いたようだ。その通りになるか、楽しみだよ」といつも通り“ヘヘヘ笑い”をしながら答える彼だった。
■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードなミックス。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆する。Instagram/Twitter
■配信情報
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ロキ』
ディズニープラスにて独占配信中
監督:ケイト・ヘロン
出演:トム・ヒドルストン、オーウェン・ウィルソン、ググ・バサ=ロー、ウンミ・モサク
(c)2021 Marvel
公式サイト:https://disneyplus.disney.co.jp/program/loki.html