塚本晋也、『おかえりモネ』は過去の朝ドラ出演作と違う役割? 浅野忠信との共演にも期待

 『おかえりモネ』(NHK総合)第8話で初登場したジャズ喫茶のマスター・田中知久。百音(清原果耶)の父・耕治(内野聖陽)と古くからの知り合いのようで、耕治は「トムさん」と彼を呼ぶ。

 雰囲気あるインテリアとたくさんの写真が飾られたオシャレな喫茶店の中で、その空間にピッタリとハマる「トムさん」を演じているのが塚本晋也だ。

 塚本の朝ドラ出演は本作が4作目。2010年『ゲゲゲの女房』では、主人公・布美枝(松下奈緒)の長姉・暁子(飯沼千恵子)の夫役で、2012年『カーネーション』では、服飾学校の教員・原口役で、2018年『半分、青い。』では、律(佐藤健)に影響を与える個性的なロボット工学の教授役として出演。いずれの作品でも出演シーンは短いながらも、主人公たちに少なくない影響を与える存在として重要な役割を担った。

 3作品とも物語中盤以降の登場となったが、本作では序盤の序盤より登場。第8話では、トムさんとの会話をきっかけに、耕治が過去にトランペット奏者として活躍していたことが分かったように、本作では百音をはじめとした登場人物たちの背景がまだまだ明らかになっていない。

 そんな登場人物たちの過去を知る存在として、百音に周囲の大人たちとは違う何かを教える存在として、トムさんは本作の中で鍵となるキャラクターになりそうだ。

関連記事