鈴鹿央士主演映画『星空のむこうの国』7月16日公開決定 小中和哉の同名作をセルフリメイク

鈴鹿央士主演映画『星空のむこうの国』公開へ

 鈴鹿央士主演映画『星空のむこうの国』が7月16日に公開されることが決定した。

 本作は、1986年に小中和哉が22歳で監督した同名ラブストーリーを、35年の時を経てセルフリメイクしたもの。当時、自主制作映画界で活躍していた小中の商業デビュー作で、若手映像作家の助成を目的として池袋文芸坐が出資し公開にこぎつけた。有森也実事実上のスクリーンデビュー作で、出資元の池袋文芸坐をはじめ全国の映画館で公開されたが、ビデオが絶版、2002年のDVD化も限定的で絶版となっている。『S-Fマガジン』2017年10月号(早川書房)の「オールタイム・ベストSF映画総解説」に選出されるなど、再評価の声も大きい。

 主演を務める鈴鹿は、主人公の昭雄役として、不思議な出会いから始まる物語を令和版としてブラッシュアップし役に挑む。

コメント

鈴鹿央士

昭雄という主人公の話をいただいたとき「難しいなぁ」というのが初めの印象でした。
心動かされる物語なんですが、その中で自分が何ができるんだろうなぁと考えていました。
素敵な物語なので、「いいものにしなきゃ!」という思いが溢れてました。

やっぱり難しかったです。でも、その分やりがいがありました。
毎日、昭雄のことを考えていたあの日々はとても充実していました。
昭雄を演じていく中で、カメラに映るということを少し意識するようにしていました。
自分の動きと感情などが、カメラの前でどう映るのかを考えて、そこを理解しなきゃいけないことが多くて、そこは小中監督とも話し合いながら撮影していました。

本作は1986年に撮られた映画のセルフリメイクで、
物語で変わっているところもあるし、映像も進化しています。
前作を観られていない方は、是非、前作を観て頂きたいです!
好きな人とのかけがえのない時間を大切にしようと思いました。
このご時世ではありますが、劇場へ足を運んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。

小中和哉監督

オリジナル版製作時は撮影用特機を仲間内で作ったり、自作のオプチカルプリンターで手作業で合成したりと大変でしたが、今はデジタル機材やCGが発達して楽になったし、表現の幅が広がりました。
リメイク版もオリジナルとテーマは同じなので、演出的には「改善できるところは改め、そのままでいいところはそのままで」という方針で臨みました。
どの場面も「もっといい手はないのか?」と自問自答しながら撮ったので、撮影中は過去の自分と向かい合っているような感覚でした。

鈴鹿央士くんは独特の感性を持つ俳優で面白かったです。
気持ちが内側から湧き出てくるのを待って演技しているので、彼自身もどんな芝居になるのか事前にはわからないようでした。
微妙な感情の揺れを大切にする鈴鹿くんならではのオリジナルとは違った昭雄が生まれたと思います。

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■公開情報
『星空のむこうの国』
7月16日(金)全国公開
出演:鈴鹿央士 
監督:小中和哉
脚本:小林弘利
制作プロダクション:FREBARI 
配給:エイベックス・ピクチャーズ
製作:映画「星空のむこうの国」製作委員会
2021年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/93分
(c)2021「星空のむこうの国」製作委員会
公式サイト:hoshizora-movie.jp
公式Twitter:@cinemalab_jp

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