アベンジャーズが立て続けに誕生日 マーク・ラファロがポール・ラッドに送ったメッセージ

 4月になると、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のことを思い出す。あの26日の高揚感。もう公開から3年が経っているなんて、にわかに信じがたい事実だがMCUの物語は今、その後に直結する『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で紡がれている。私たちファンの中でアベンジャーズは永久不滅だが、キャスト陣の絆も不滅のようだ。

ロバート・ダウニー・Jr.公式インスタグラムより

 実はここ数日アベンジャーズメンバーのお誕生日が続いている。4月4日には3000回愛される男、トニー・スタークを演じたロバート・ダウニー・Jr.が56歳の誕生日を迎え、キャスト陣からお祝いの言葉をもらっていた。

 そしてなんと2日後である4月6日はアントマン役のポール・ラッドの誕生日! そんな彼へのお祝いを、ハルク役のマーク・ラファロが投稿。彼はロバート・ダウニー・Jrの誕生日もお祝いしており、メンバーの中でもまめに友達の誕生日をチェックしている(だけでなく、ちゃんとメッセージも送るタイプ)であることは明らかだ。

マーク・ラファロ公式インスタグラムより

「お誕生日おめでとう、ポール・ラッド! ところで、一体いつになったら君の永遠の若さを保つ秘訣を教えてくれるの?」

 この投稿がファンの中でも大反響! そう、ポール・ラッドといえばいつまでたっても顔が老けないことで知られている。いますぐ彼の初長編映画デビュー作『クルーレス』(1995年)で演じたジョシュを画像検索して戻ってきて、改めてマーク・ラファロの投稿した彼の顔とそれを見比べてほしい。当時の彼は26歳。そして先日誕生日を迎えた彼はなんと52歳になったのだ。倍の年齢になっているのに、凄まじいアンチエイジングっぷり。彼の童顔はハリウッドの中でもネタとなっていて、『アントマン』シリーズの監督ペイトン・リードもお祝いの言葉とともに彼をいじるツイートを投稿していた。

 「アントマンことミスターポール・ラッド、お誕生日おめでとう!」という投稿に添えられた写真は、ラッド本人ではない。これは歌手や俳優として活動しているドニー・オズモンドだ。彼もまた“子供の頃から顔が変わらない”でいじられている人物の一人であり、そういう意味のリード監督らしいジョークである。

 リード監督とラッドは再び『Ant-man And The Wasp Quantumania(原題)』でタッグを組む。シリーズ3作目となる本作はマーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ5に位置付けられており、ワスプことホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーとハンク・ピム役のマイケル・ダグラス、そして初代ワスプ役のミシェル・ファイファーが続投。さらに、新キャストとしてキャスリン・ニュートンがスコットの娘キャシーを演じ、コミックファンの中でも人気の高い凶悪なヴィラン、征服者カーンとして『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』で存在感を発揮したジョナサン・メジャースの出演が決定している。

 我々は現在まだ14作(劇場が6作、ディズニープラス配信が8作)あると言われているフェーズ4の2作目にいる。フェーズ5への到達は気長に待つしかないが、それまでにポール・ラッドの不老の謎が解明されることを、アンチエイジングに気を遣っている世界中の人が願っていることだろう。もしかするとラファロの投稿写真の中で、笑顔で着用しているナノ・ガントレットの効力なのかもしれない。

■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードなミックス。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆する。バキ翼おもしろすぎ。InstagramTwitter

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