『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』監督&脚本家が制作秘話明かす 新場面写真も公開

 ディズニープラスにて独占配信中のドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』より、第2話の新場面写真と制作陣のコメントが公開された。

 本作は、アベンジャーズの先頭に立ち、世界の平和を守ってきたヒーロー、キャプテン・アメリカが自身の象徴である盾(シールド)をファルコンに引き継いだ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストシーンから直結する物語。アベンジャーズメンバーとしてともにキャプテン・アメリカと戦ってきた人工の翼を駆使する空飛ぶ戦士ファルコン(サム・ウィルソン)に加え、かつては洗脳され暗殺者として活躍していたものの、本来の人格を取り戻し、長年の親友であるキャプテン・アメリカとともに戦うようになった超人兵士、ウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)が主人公として、世界を揺るがす壮大な戦いに巻き込まれていくこととなる。

 これまで同様に、ファルコンをアンソニー・マッキー、ウィンター・ソルジャーをセバスチャン・スタンが演じ、『ウォーキング・デッド』『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のエピソード監督を務めたカリ・スコグランドがメガホンを取る。

 先週配信された第2話では、ウィンター・ソルジャーがファルコンの前に現れる。そこでファルコンがある男を調査することを知ったウィンター・ソルジャーは無理やり同行することに。ついに待望のバディ結成かと思いきや、ファルコンは勝手についてきたウィンター・ソルジャーに作戦を教えずに置いて行ったり、逆にウィンター・ソルジャーはファルコンの制止を聞かずに飛び出そうとしたりとかみ合わない。それでもいざウィンター・ソルジャーが窮地に陥るとファルコンが華麗な飛行能力で救うなど、敵を前にすると見事なコンビネーションを披露した。

 MCU異色のバディ結成となる本作について、脚本家のマルコム・スペルマンは「警官のバディもの、2人の男の話というジャンルが良いと思ったのは、そこでやれることの幅が広いから」と語る。「『48時間』みたいなものもあれば、『ラッシュアワー』のようなコメディもある。その間にも、『リーサル・ウェポン』の1作目とか、『バッドボーイズ』の1作目などがあるね。このフォーマットの中で、僕らは、セバスチャンとアンソニーに自分たちのマジックを生み出してもらいたかった。その中でまた、現代社会につながる問題などに触れていくことも可能だ。(バディコンビものというジャンルは)すごく頼もしいストーリーテリングのやり方なんだよ」と本作を2人のバディストーリーにした理由を明かした。

 これまで『パニッシャー』や『ウォーキング・デッド』などでも監督を務め、今回MCU作品で初めてメガホンを取ったスコグランド監督も「私は他の違ったところからも大きなインスピレーションを受けている。『48時間』『リーサル・ウェポン』『ミッドナイト・ラン』などはもちろんのこと、フランス映画の『最強のふたり』も、感動的で興味深い作品だと思った。それに『真夜中のカウボーイ』『イージー・ライダー』、デビッド・リーン、リナ・ウェルトミューラーなども。そういったものを鍋に入れてかき混ぜ、オリジナルな味を生み出したいと思った」と語った。

■配信情報
ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』
ディズニープラスにて独占配信中
出演:アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタン、ダニエル・ブリュール
監督:カリ・スコグランド
脚本:マルコム・スペルマン
原題: The Falcon and Winter Soldier
(c)2021 Marvel

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