白濱亜嵐主演『泣くな研修医』に木南晴夏、野村周平、柄本時生、恒松祐里が出演

白濱亜嵐主演『泣くな研修医』に木南晴夏ら

 白濱亜嵐がテレビ朝日連続ドラマ初主演を務める『泣くな研修医』に、木南晴夏、野村周平、柄本時生、恒松祐里が出演することが決定した。

 本作は、現役外科医・中山祐次郎のデビュー作にしてベストセラー同名小説を連続ドラマ化する、現役医師が描いた医療現場のリアリティーと「生きること」の光と影が詰まった物語。これまでの医療ドラマであまり描かれることがなかった、医師でありながら何もわからない研修医たちのリアルを描く。

 木南は、白濱演じる研修医・雨野を指導する先輩の消化器外科医として、約1年半ぶりにテレビ朝日の連続ドラマ出演する。さまざまな作品で存在感を放ってきた木南だが、意外にも外科医役は今回が初挑戦となる。外科医という役について木南は「医療ドラマが大好きなのですが、私自身はこれまで患者か看護師役しか経験がなかったんです。今回が初めてのお医者さん役で、しかも一番やってみたかった外科医だったので、すごく嬉しいです」と喜びを語りながらも、10年目のデキる外科医という設定に、「今、医療指導で所作を教えていただいているのですが、難しくて……。できれば一回研修医の役を挟みたかったです(笑)」と本音も語った。

 雨野の研修医仲間として登場するのは、野村、柄本、恒松。ライバルとして競いながらも唯一愚痴を吐き出せ、医療現場での緊張感を解き放つことができるのが、この同期4人でのシーンとなる。総合病院の跡取りで、お坊ちゃん育ちの川村蒼役を演じるのは、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(NHK総合)で一躍注目を浴び、以降も『35歳の高校生』(日本テレビ系)、『恋仲』(フジテレビ系)などのドラマ、『ちはやふる』などの映画に出演してきた野村。将来が決められているため夢も特になく、女の子との合コン三昧の一方で、その裏にはある葛藤を覗かせる役となる。

 研修医の中で唯一サラリーマン経験者の年長者、滝谷すばる役を演じるのは、『超高速!参勤交代』やNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』、『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系)などの柄本。3年間社会人を経験した後に医師となった異色の経歴の持ち主で、人がいい素直すぎるバカという、厳しい医療の世界ではやや心配な存在のキャラクターとなる。

 優等生キャラのクールな研修医、中園くるみを演じるのは、これまで連続テレビ小説『まれ』(NHK総合)や大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)に出演し、『全裸監督』シーズン2のヒロイン役や2021年前期連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)への出演も決定している恒松。勝気でクール、目指すは花形の外科医というくるみを演じていく。

 育った環境も異なり、その性格もバラバラな研修医たちだが、同じ研修医という立場で過酷な医療現場に身を投じる中で、唯一肩の力を抜いて話せる仲間たち。主演の白濱とは、実は以前から知り合いだという野村だが、「ガッツリ共演するのは初めてなので、今から楽しみです。色々勉強させていただきます……特にダンスを(笑)」と演技を超えての期待もしている様子。

 恒松は「白濱さんとは本読みの時にお会いしたんですけど、既に隆治としてのお芝居が素敵で。くるみがツッコミたくなる役柄だと思うので、これから存分にボケていただいて、存分に突っ込んでいければ!(笑)」と気合十分。一方、柄本は「白濱さんとは初共演なのですが、本読みの時に野村周平くんと僕がしゃべっているところにわざわざ来てくれて、しゃべってくれたんですよ! すごい心の優しい人」と早くも魅了されていることを明かした。

 一方で、これまで共演経験がある野村と恒松だが、野村が「恒松ちゃんとはこれまで先輩・後輩として共演することが多かったんですが、今回はついに同期としての共演になったので、彼女がまたレベル上げてきたんですよ……若手のエースなので、恐れ多いです」と言うと、恒松も「今回は同い年の役なので、野村さんへの先輩フィルターを取っ払って、同期フィルターにチェンジしなくちゃいけない……」と語っている。

コメント

木南晴夏(佐藤玲役)

私はドラマの中でも特に医療ものが大好きなんです。でも、私自身はこれまで患者か看護師役しか経験がなく、今回が初めてのお医者さん役で、しかも一番やってみたかった外科医だったので、すごく嬉しかったです。脚本では、きっとこれがリアルなんだろうなと感じるような細かい点も描かれていて、意外なことや知らないこともあり、すごく発見が多かったです。
今は医療指導で教えていただいた、針で縫ったり、糸で結んだりする作業などを家で練習していますが、すごく難しくて……。手術シーンもあるのですが、私は実際に手術室に入ったことも、見たこともないので、今は想像したり、過去の医療ドラマでイメージしながら、現場では先生方に教えていただいて、より忠実に演じることができたらいいなと思っています。そこは未知であり、すごく不安な部分でもあり……私の演じる佐藤先生は10年目のデキる外科医という設定なのですが、できれば一回研修医の役を挟みたかったです(笑)。
その佐藤先生はクールでぶれない、当たりの強い人ですけど、決して性格が悪いわけではなく、間違ったことは言わない、いつも正しいことを言っている女性。きっと患者さんに対する気持ちや配慮もある熱い人だと思うので、そういう点を芯に持って演じられればいいなと思います。
(白濱)亜嵐くんをはじめ、4人の研修医たちの群像劇ですが、実は私、群像劇もすごく好きなので羨ましいなって思っています。きっと現場でも、「若者っていいな……」っていう目線でいると思います(笑)。いつか大人の群像劇もいつかやって欲しいです。 
医療ものではあるんですけど、群像劇でもあり、研修医たちの成長物語が描かれる群像劇でもあるので、励まされたり、自分に置き換えて懐かしんだり、元気をもらえる部分がとても多いと思います。皆さんもぜひこの作品を見て、明るい気持ちになっていただけたらなと思います!

野村周平(川村蒼役)

最初に脚本と研修医に関しての資料を読んだ時、研修医ってこんなに大変なのかと驚かされました。自分はリアルな医療現場のことは詳しくは知らないのですが、今作ではネガティブなところも含めてリアルに描いているんだな、と感じています。今作で新しい研修医ドラマの形を見出せることを期待しています。ただ心配なのが医療用語。今回は演じるのが研修医なので大丈夫かな、とは思っているのですが、台本に難しい医療用語が出てこないことを願っています(笑)。
僕が演じる川村は、実家が金持ちのボンボンで、親に敷かれたレールを走ってきているという子なので、世間知らずな部分もあると思うし、それ故に何かしらの葛藤を抱えていると思います。でも世間知らずだけど、礼儀は正しい……人のことは大切にしている子だと思うので、そういった部分を出していければと思っています。
今回共演する(白濱)亜嵐とは実は高校くらいから知り合いなのですが、ガッツリ共演するのは初めてなので、今から楽しみです。色々勉強させていただきます……特にダンスを(笑)。恒松ちゃんとはこれまで先輩・後輩として共演することが多かったんですが、今回はついに同期としての共演ということで、彼女がまたレベル上げてきたんですよ……若手のエースなので、恐れ多いです。時生くんはまずお芝居がピカイチですよね。映画が大好きと伺っているので、空き時間などで映画の話とかもできたらいいなと思っています。そんな素敵な共演者たちが揃った現場なので、すごい楽しみです。
やるからには、このドラマを通して見てくださる方々の「医者」という職業観がいい意味で変わるような、深いドラマになればいいなと思いますし、また、研修医の時期はものすごく大変で皆さん相当な努力の上で一人前のお医者様になられているんだということも伝えていければと思っています!

柄本時生(滝谷すばる役)

最初に脚本を読ませていただいた時、助かるとか、助けられるとか、きれいごとだけではなく、どうにもならないような事柄も含めて医療という現場の難しい塩梅をとてもちゃんと描かれていているなと思い、これまでの医療ものとは違う感じがしましたし、さらに研修医を描くというとことで、どうなっていくのか楽しみですね。
僕が演じるのは、少し要領が悪いけど、他の研修医よりも一番年上で、社会人も先にやっていたというちょっとしたプライド持っている役なのですが、僕は役のことを深く考えちゃうとわけがわからなくなっちゃうので(笑)、現場の空気を大切にして演じていけたらなと思っています。
主演の白濱さんとは初共演なのですが、本読みの時に野村周平くんと僕がしゃべっているところにわざわざ来てくれて、しゃべってくれたんですよ! すごい心の優しい人だなと思いました。実はオープニングで僕たち踊るんですけど、僕、本当にダンスがダメで……。本当に助けていただきたいと思っています。踊れないことが恥ずかしいとかではなく、現場行った時に振り付けが覚えられなくて迷惑かけるのだけは嫌なので! それだけ付き合っていただけたら…。あとは、共演者みんなで現場で仲良くできたらいいなと思っています。今作では知っている方も何人かいらっしゃるので、きっと楽しくできると思います!
『泣くな研修医』は研修医たちが奮闘して成長していく物語なので、医療現場で少しずつ大人になっていく、人間模様を見ていただけたらなと思っています。よろしくお願いします!

恒松祐里(中園くるみ役)

医療もの作品に本格的に出演するのが初めてなのですが、脚本を初めて読んだ時、研修医役ということもあり、医者として初めの一歩を踏んだところなので、だからこそ役と一緒に医療ドラマの経験がない私でも入りやすく、勉強しながら学んでいける脚本だなと感じました。
私が演じるくるみは本当に負けん気が強くて、同期とか仲間とか関係なく、「私は私」と自分を持っている子。強くて器用な、いわゆるデキる研修医だと思います。だからこそ、隆治の不器用さに呆れるんですが、次第にその一生懸命さに心打たれたり、同期たちとの関係を深めていく中で、だんだん自分の弱さも見せられるようになっていって……。回を重ねるにつれ、人間としても成長していけたらいいですね。
白濱さんとは本読みの時にお会いしたんですけど、隆治としてのお芝居が既にすごく素敵でした。くるみがツッコミたくなる役柄だと思うので、これから存分にボケていただいて、存分に突っ込んでいければなと思っています(笑)。野村さんとはこれまで何回かご一緒する機会があって、その時は私よりも先輩の役だったんですけど、今回は同い年の役なので、野村さんへの先輩フィルターを取っ払って、同期フィルターにチェンジしなくちゃいけないですね。柄本さんに対しては役の設定も年上なので、先輩フィルターのままで大丈夫なんですけど。
『泣くな研修医』はすごく真剣なところと、面白いところがちょうどいいバランスで作られているドラマだと思うので、すごく見やすいドラマだと思います。特に研修医室でのシーンは面白いことが起こることが多いので、土曜の夜に少しでも笑いを届けられたらいいなと思っています。ドSのくるみもお楽しみに!

■放送情報
『泣くな研修医』
テレビ朝日系にて、4月スタート 毎週土曜23:00~23:30放送
出演:白濱亜嵐、木南晴夏、野村周平、柄本時生、恒松祐里
原作:中山祐次郎『泣くな研修医』(幻冬舎文庫)
脚本:樋口卓治
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)、残間理央(テレビ朝日)、山本喜彦(MMJ)、小路美智子(MMJ)
演出:豊島圭介、朝鳥ツワ子、小松隆志
制作:テレビ朝日、MMJ
(c)テレビ朝日

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