『ボブという名の猫』続編、2021年公開決定 クリスマスに起こったボブとジェームズの実話を描く

 映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の続編『ボブという名の猫2(仮)』が、2021年に劇場公開されることが決定した。

 ストリート・ミュージシャンとして生計を立てていたホームレスの青年が薬物依存で親にも見放され、どん底の生活を送る中、一匹の茶トラ猫と出会い、そして支え合い、困難を乗り越えた奇跡を描いたノンフィクション『ボブという名のストリート・キャット』は、世界30カ国以上で出版され、シリーズ累計発行部数が1,000万部を突破。実在のボブはメディアにも登場し、その原作を映像化した前作には本人役で出演もした。2017年には、親日家である原作者のジェームズ・ボーエンとボブが初来日したが、今年6月15日に亡くなったことがボーエンのFacebookにて明かされていた。

 続編となる本作は、クリスマスに起こったボブとジェームズの実話に基づく物語。ホームレスのストリート・ミュージシャンから一躍ベストセラー作家に転身したジェームズ・ボーエンと、彼のハンサムな茶トラの猫ボブは、出版社のクリスマスパーティーに出席した帰りに、路上演奏の違反の疑いで警察官に取り押さえられているホームレスを助ける。自暴自棄になったその男にジェームズは、生計を立てるために路上で過ごした最後のクリスマスの話を始める。ジェームズにとって最も困難で苦しい選択を迫られた忘れられないクリスマスの話が語られる。

 主人公ジェームズを演じるのは、前作に引き続き、英国出身で『タイタンの戦い』などで知られるルーク・トレッダウェイ。『ベラのワンダフル・ホーム』などを手がけたチャールズ・マーティン・スミスが監督を務めた。

■公開情報
『ボブという名の猫2(仮)』
2021年、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督:チャールズ・マーティン・スミス
出演:ルーク・トレッダウェイ、クリスティーナ・トンテリ=ヤング、ファルダット・シャーマ、アンナ・ウィルソン=ジョーンズ
原作:ジェームズ・ボーエン『ボブが遺してくれた最高のギフト』『ボブが教えてくれたこと』(辰巳出版)
製作:アダム・ロルストン
脚本・製作:ギャリー・ジェンキンス
配給:コムストック・グループ
提供:テレビ東京、コムストック・グループ
配給協力:REGENTS
原題:A Gift from Bob/2020年/イギリス映画/英語/92分
(c)2020 A GIFT FROM BOB PRODUCTION LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(c)2020 A Gift From Bob Production Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:bobthecat2.jp

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