上白石萌音×菜々緒×玉森裕太が語り合う“理想の上司像” 「怒ってくれる人って貴重」

上白石、菜々緒、玉森によるタイプの“カメラマン談義”

――上白石さんは、雑誌の編集者にどんなイメージをお持ちですか?

上白石:雑誌の撮影をやらせていただくことが増えてきたんですけど、とにかく褒めちぎってくれて(笑)。

菜々緒・玉森:(爆笑)

上白石:相手を気持ちよ〜くさせられる人ばっかりだなって(笑)。ちょっと勘違いしちゃいそうになるくらい、めちゃくちゃ褒めてくれる人が多いので、いい人ばっかりだなというイメージがあります(笑)。でも、現場で撮影するのとオフィスに帰って編集するのは、まったく違う空気感なんだろうなと思うので、そこを演じられるのも楽しみです。編集者の方々はすごく身近なので、たくさんお話を聞いたり、お会いするたびにヒントをいただけたらいいなと思っています。

――菜々緒さんは、雑誌の編集長役です。

菜々緒:私はモデルのお仕事をさせていただいたりもしていたので、わかっているほうかと思いきや、そんなに編集部に行くことはないんですよね。今回やらせていただくのはモード系かつトップクラスのファッション誌なので、私自身、足を踏み入れていない世界ですし。でも、トップクラスの編集長って強い人がなるべくしてなる感じで、取材させていただいたスタッフさんに聞いたら、結構強いエピソードがいろいろ出てきまして……。麗子という強いキャラクターも全然嘘じゃないなと思ったりもしたので、聞いた話を参考にしながら、新しい編集部を作り上げていけたらいいなと思います。

――玉森さんは、カメラマンについてのイメージをお願いします。

玉森:カメラマンさんって、ちょっと変わった方だったり、言葉が少ない方もいて、本当に様々な方に出会ったなと思います。でも、自分が撮りたいものがみなさんハッキリされているので、潤之介はどこにどう当てはめていこうかなと。今日はこの後も取材があるので、いろんなカメラマンさんをチェックしながら「こういう系かな」と分析していきたいと思います。

――ちなみに、ご自身はどんなカメラマンがお好みですか?

玉森:褒めちぎってくれる人がいいです(笑)。

上白石:やっぱりそうですよね(笑)。

菜々緒:でも、不安になりません? 褒められすぎると。

上白石:息を吐くように褒める方もいますからね(笑)。

菜々緒:そうなんだよね(笑)。ワンシャッターずつ褒められると、「本当に!?」って逆に不安になっちゃいます。絶妙な感じで褒めてくれる方がいいですね。

上白石「怒ってくれる人って貴重」

――なるほど(笑)。では、みなさんが思う理想の上司とは?

上白石:難しいところですよね。褒められすぎると「本当かい?」と思うし、厳しすぎてもやる気をなくすし……。でも、怒ってくれる人って貴重だなとはすごく思います。だんだん怒られなくなってくると、自分が全部正しいっていう勘違いも生まれちゃったりするので。ちゃんと「それは違うと思う」と対等に言ってくださる方はすごく信頼できるし、ありがたい存在なのかなと思います。

菜々緒:私も一緒ですね。褒められすぎても、さっきのカメラマンさんみたいに不信感が生まれてしまうこともありますし(笑)。でも「いいところはいい」と教えてもらったほうが、自分の良い面を発見できるきっかけにもなりますし、悪いところもちゃんと指摘してくれる人のほうが、愛情があるのかなと思います。どちらかと言えば厳しいほうがいいんですけど、欲を言えば両方兼ね備えた人がいいかなと思います(笑)。

玉森:僕は褒めちぎってくれる人がいいです。本当に褒められて育ってきていないので……1回も。

上白石:ぇえっ!?

玉森:いや本当に。ジャニーズに入ってから、振付師の方だったり、いろんな人に怒られながら今生きているので、ちょっとでも褒めてくれる人がいたらすぐに嬉しくなっちゃいます(笑)。

――お互いの印象や、役柄のイメージはいかがですか?

上白石:役ではめちゃくちゃ個性が強いおふたりなので、本当にされるがままというか、奈未のように必死に食らいついて振り回されていけたらいいなと思います。きっと、心が通う瞬間や交わりみたいなものがどこかで出てくるので、それを楽しみに。最初は、精一杯アタフタできたらいいなと思っています。

菜々緒:ふたりとも癒やし系のイメージがあるので、私はただただ現場で癒やされようかなって(笑)。(上白石と目線を合わせつつ)今日が“はじめまして”なんですけど、本当に癒やし系で、私にないものを持っているので、いろいろと学べたらいいなと思います。

上白石:いやいや(照笑)。

菜々緒:玉森さんはもっとクールな感じなのかなと思ったら、今回の役みたいなちょっと子犬系っぽいところもあるので……。

玉森:おおっ。ありがとうございます!

菜々緒:(笑)。キャラクター的にはビジュアル面も含め、カチッとハマってる感じがあるので、イメージがつきやすかったですね。

玉森:僕は奈未ちゃんみたいな普通の感覚を持っている人が好きなので、すごくいいなと思っています。麗子は怖いんですけど、男性目線からすると“厳しい女性”ってものすごく信頼できる印象があって。かっこいいだけじゃなく、この人にはどんな一面があるのかなとか、気になるキャラクターだと思いました。

――普通の感覚を持っている人が好きとのことですが、ご自身はそうではない……?

玉森:ははは(笑)。でも、自分でそれを心がけているところはあります。こういう仕事をしていると、やっぱりいろんな感覚が変わってくるのか、地元の友達と話していると「ちょっとずつズレてるのかな?」と感じる部分があったりするんですね。だから「普通の感覚を大事にしよう」と、よく思い返したりもするので。そういう感覚を持っている女性は、素敵だなと思っています。

※宮崎真佐子の「崎」は「たつさき」が正式表記。

■放送情報
火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』
TBS系にて、2021年1月12日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:上白石萌音、菜々緒、玉森裕太、間宮祥太朗、久保田紗友、亜生(ミキ)、秋山ゆずき、太田夢莉、高橋メアリージュン、なだぎ武、橋爪淳、山之内すず、宮崎美子、高橋ひとみ、倉科カナ、ユースケ・サンタマリア
脚本:田辺茂範
演出:田中健太、石井康晴、山本剛義
プロデューサー:松本明子
編成:宮崎真佐子
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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